レンタルDVD レビュー 2008 上半期 Vol.5
レビューの評価ポイントは「」1点、「」0.5点で換算 / (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD)の10段階評価です
★★★★★は個人的最高傑作です
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ヒルズ・ハブ・アイズ
ボビーZ』 『中国の植物学者の娘たち』 『ルイスと未来泥棒』 『パルス』 『ROBO☆ROCK』 『鷹の爪 MOVIE
キングダム -見えざる敵-』 『ロンリーハート』 『美少女探偵ナンシー・ドリュー』 『仮面ライダーTHE NEXT

.ヒルズ・ハブ・アイズ !NEW!
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★★★☆
キャンピングカーでニューメキシコへ向っていた一家が砂漠に住む何者かに襲われるサバイバル・ホラー。77年に製作されたウエス・クレイブン監督の「カサンドラ」を「ハイテンション」で知られるフランス人監督アレクサンドル・アジャがリメイク。容赦のない残酷描写よりも「一家を襲撃する者達」の設定とオープニングに挿入される写真等が問題視されて日本公開が危ぶまれました。確かにそれらの部分はヤバイ感じでしたがホラー映画としてはナカナカの出来。しかしこのリメイク作が出来上がるまでに沢山の類似作品が製作されて「ソウ」などの新しいタイプのホラーも誕生してしまった昨今、正直斬新さは感じませんでした。皮肉な事に「サランドラ」の設定をまんま森へと置き換えた感じの『クライモリ』『クライモリ/デッド・エンド』の方が強烈かつパワフル。しかし本作も決して負けてはいません。あの「ハイテンション」の監督ですからショッキング描写は容赦無し。見る者を失意と恐怖のドン底に陥れる演出が続きますがクライマックスはそれまで受け身だった姿勢を一転させて[反撃モード]に突入!勧善懲悪的な一種の爽快感さえ与えてくれます。後味が悪いと思われた方はメイキング映像の割と賑やかな撮影風景を見る事で少しは気が晴れる事でしょう。CGとアナログ特殊メイクの融合はお見事です。
.原題:THE HILLS HAVE EYES(米 '06):5月鑑賞
.監督:アレクサンドル・アジャ
.出演:アーロン・スタンフォード、ダン・バード、キャスリーン・クインラン、ビネッサ・ショウ、他

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.ボビーZ
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★★★☆
服役中のチンピラ男が麻薬捜査官との取り引きで伝説の麻薬王ボビーZになりすました事から凶悪な陰謀に巻き込まれるクライム・アクション。原作はハードボイルド作家ドン・ウインズロウの小説。パッと寄ってパッと呑んでく立ち呑み屋気分で楽しめました♪筋こそハード・ボイルドな感じですが小気味よい演出のお陰であまりドロドロな感じはなく逆に痛快に思えました。またこのチンピラ役にポール・ウォーカーがハマっててイイ感じなんですよ。いつもはB級っぽい作品に出つつも[真面目キャラ]が多かったのですが今回のは意外にもハマり役(と言いつつも徐々にイイ奴になって行きますが)!全然無理してません。ローレンス・フィッシュバーンもあっさり序盤から裏切ってくれ憎ったらしい悪役にトランスフォーム!お二人さん、ホント楽しんで演じているのが見えて微笑ましかったです♪何故か全くドキドキしない[替え玉作戦]には実は・・・って所も犯罪映画らしくって面白かったですね!分りやすい勧善懲悪モノと言う事で観る側にも余裕がありますので綺麗な風景とプールサイドのお姉さんにも目を向けて楽しんで下さいね★
.原題:THE DEATH AND LIFE OF BOBBY Z(米・独 '07):4月鑑賞
.監督:ジョン・ハーツフェルド
.出演:ポール・ウォーカー、ローレンス・フィッシュバーン、オリビア・ワイルド、ジョイソン・ルイス、他

.中国の植物学者の娘たち
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★★★★
湖の島に研究所を持つ生物学者の元に実習生として訪れた孤児の女性が生物学者の娘と出会い深い絆で結ばれていく様を描くヒューマン・ドラマ。監督は「小さな中国のお針子」で知られる共産党政権に批判的なダイ・シージエ。本作は当時中国ではまだまだタブーとされていた[同性愛]を真っ向から描き男尊女卑的な国内背景をも浮き彫りにしています。同性愛(ここではレズビアン)を描く作品と言いましても決してエロティックな作品ではありません。切なくも悲しい(過ぎる)ラブ・ストーリーなのです。作品そのものがゆったりと水面を這う朝霧のような湯煙のような淑やかではかなく美しい、、、そんな雰囲気が漂っています。幕を開けてから涙腺が崩壊した終盤まで永遠と引き込まれていました。背景や音楽は勿論のこと禁断の恋に落ちる二人の女優さんもとても綺麗でした。苦難と悲しみを乗り越えようやく二人の世界を取り戻した時[愛]は思いもよらない形で永遠に結ばれていくのです、、、(泣)。少しばかり官能的なシーン(それはエロティックと言うよりも「美」)もありますがお薦めしたい素晴らしいラブ・ストーリーです。
.原題:LES FILLES DU BOTANISTE(仏・加 '06):4月鑑賞
.監督:ダイ・シージエ
.出演:ミレーヌ・ジャパワノ、リー・シャオラン、リン・トンフー、グエン・ニュー・クイン、他

.ルイスと未来泥棒
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★★★★
孤児院で暮す発明好きのルイス少年が未来から来た少年と謎の山高帽の男に出会った事をきっかけにタイムマシンで未来世界へ飛ばされてしまうSFファンタジー。原作は「ロビンソン一家のゆかいな一日」という絵本。それをほぼ忠実(!?)に本家ディズニーがフルCGアニメーションとして映像化しました。ごめんなさい私、キャラデザで劇場鑑賞を拒否していました。ごめんなさい私、ピクサーじゃないからと言う安易な理由で劇場鑑賞を拒否していました!観てビックリ!思っていた以上に面白い作品でした!アプローチは違いますがキャラ設定やら現在〜未来の伏線やらは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたくて楽しいです。若干キャラクターが豊富過ぎて(特にロビンソン家)もう誰が誰なんだか混乱しそうになったり未来世界描写が意外とロビンソン家周りだけだったり、、、でしたが出て来る人みんなが元気でハッピーだったのでOKです♪CGも綺麗だしテンポも抜群に良いですし観終った後はなんだかとっても幸せな気持ちになれました。「夢をあきらめない」「希望を持って生きる」そんな大切なメッセージを押し付ける事なく自然に伝えてくれます。うん、流石ディズニー♪
.原題:MEET THE ROBINSONS(米'07):4月鑑賞
.監督:ドロシー・マッキム
.声の出演:ダニエル・ハンセン、ジョーダン・フライ、ウィズリー・シンガーマン、他

.パルス -回路-
.
★★★☆
偶然開いてしまった[あの世]を結ぶネット回線にまつわる驚愕の電磁派ホラー。黒沢清監督が撮ったJホラー「回路」をウエス・クレイヴン脚本でハリウッド・リメイク。実は一度も黒沢監督のオリジナル版は観ていなかったのですがビジュアルが凄そうでしたのでレンタル鑑賞しました。現代のネット社会に警鐘を鳴らす、、、と、ありきたりな文章になりがちですが本作はまさに、いやモロにそんな感じです。主人公の仲間や関係者が禁断のサイトを見て次々死んでいくという流れはまさにJホラー的でゾクゾクします。ハリウッド・リメイクとなるとせっかくのジメジメ的恐怖演出が派手になってしまうのが現状。でも本作のはギリでブッキーな感じ出てましたよ。デジタル幽霊みたいのがザラザラ、ヒュッって寄って来て大口開けて奇声発しながら人間の[生きる意欲]を吸い取る様はゾっとしま、、、あ、やっぱり演出派手かな?なんか全体的に青暗くって終始不気味な雰囲気を出していて「ザ・リング」とか「JUON 呪怨」とは違う事を目指しているなぁと言う頑張りと努力が伝わって来ました。オチも含めて嫌いではありません。
.原題:PULSE(米 '06):4月鑑賞
.監督:ジム・ソンゼロ
.出演:クリステン・ベル、イアン・サマーハルダー、クリスティナ・ミリアン、他

.ROBO☆ROCK
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★★☆
便利屋の青年が科学オタクの男に巨大ロボット起動に必要な「声」を要求されながら様々な騒動に巻き込まれていく青春映画。劇場アニメーション映画「ブレイブストーリー」やTVアニメ作品を多々製作するアニメ・スタジオ[GONZO]が初の実写作品を製作。パッケージや雑誌の紹介文を読むと現代版「鉄人28号」みたいなのを想像してしまいますが全然違います。もっと巨大ロボ魂とロマン溢れる痛快なSFドラマかと思ってましたが。終盤には(やっと)出て来ますけどあくまでも巨大ロボットは[きっかけ]であり基本は青春ドラマですので私みたいな考えをしていますと肩透かしを喰らっちゃうかも!?だって予告編とかでクライマックスのロボ機動シーン出しちゃってるもの、、、あれ以上なコトがあると思うジャン!!どうせならタイトルも「ROBO」とか入れないで「本当に巨大ロボが出て来るとは思わなかった」と思わせる演出があるとビックリしただろうになぁ。それか逆に全く出てこないとか!?ドラマの方も最初はコメディタッチで描いていますが後半はシリアスになって来ちゃって。すみません私の中では「中途半端」な印象しか残りませんでした。、、、あくまでも私個人の評価ですので気にしないで下さい(泣)。
(日本 '07):4月鑑賞
.監督:須賀大観
.出演:塩谷瞬、中山祐一朗、本多章一、美波、遠藤憲一、デニス・ガン、山本浩司、他

.秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE -総統は二度死ぬ-
.
★★★☆
新作ではありませんが最近TOHO系の映画館で上映前の劇場マナーのアレに(今ごろ)ハマってしまってDVDを借りてしまいました。元はテレビ放送されていたフラッシュ・アニメ「THE FROGMAN SHOW」かららしいのですが、まぁ知っている人は知っていて知らない人は全然知らないまさに[知るひとぞ知る]作品なんですね。本DVDには「古墳ギャルのコフィー」とTVシリーズ最終話から繋がる「秘密結社 鷹の爪」が割りと長時間楽しめます。ストーリーもあって無い様な感じですがいつものノリとブラックジョークが満載!さらに総統の過去や大家の恋なんかも描かれたり(!?)。その他にも予算の割り振りが一目で分かる[バジェットゲージ]が付いてたり映画デートしてるカップルの為に[告白タイム]を用意していたり憎い演出も忘れていません。、、、まぁ、、、なんですわ、、、好きな人は見てね〜って感じでしょうか。悪の秘密結社と言いながら全然まともな事をしている[鷹の爪]一味と正義の味方と言いながら非道を繰り返す[デラックス・ファイター]のやり取りはいつ見ても笑えますな!
(日本 '07):4月鑑賞
.監督・声とかその他:FROGMAN

.キングダム - 見えざる敵 -
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★★★☆
サウジアラビアにある欧米人住居エリアで発生したテロ事件によって100人を超える尊い命と仲間を失ったFBI捜査官4人が行動許可の降りた僅か5日間で事件解決のため奮闘する社会派サスペンス・アクション!今もなおアメリカに拒絶反応を示すサウジでの困難極まる捜査活動、そして両国の摩擦を避けながらも交渉を進め任務を遂行するなど緊迫する世界情勢を題材にした[社会派ドラマ]でもありながら激しいカーアクションや銃撃戦などエンターテインメント的ツボをも押さえた映画(『ブラッド・ダイヤモンド』『ラストキング・オブ・スコットランド』もそれに近かい)です。特に戦場さながらのド迫力で見せるクライマックス・シーンは圧巻!ある意味[勧善懲悪]ものとも言えますが決して[アメリカ万歳]な映画にはなっていないところが良かったです。ラストの両者が口にする現実的なセリフからは[憎しみの連鎖]に終わりが無い事を思わせて悲しさと虚しさだけが心に残ります。
.原題:THE KINGDOM(米・独 '07):4月鑑賞
.監督:ピーター・バーグ
.出演:ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、他

.ロンリーハート
.
★★★★
孤独な女性を結婚詐欺で騙して金と命を奪い続けた殺人カップルと彼等を追う熱血刑事の姿を描くクライム・サスペンス。ここで描かれている事件は実在したもので以前テレビのドキュメント番組で見た覚えがあります。「愛は人の命をも奪う」と言う人間の持つ恐ろしい一面を浮き彫りにした作品ですね。時代設定もハードボイルドな作風も私好み。嫉妬心から殺人鬼へと変貌するサルマ・ハエックの凄まじい怪演が印象的。心に傷を追い家庭に問題を抱えながら事件を追う哀愁たっぷりの熱血堅物刑事を演じたジョン・トラボルタも素晴らしかったです。連続殺人事件を題材にしていますがあまり猟奇的な雰囲気を感じさせなくて、どちらかと言うと悲劇的な人間ドラマとして描かれている所が好きですね。ジャレット・レトの人間の小さい詐欺師キャラが束の間の笑いを与えてくれたり往年のオールド・バディ作品的な要素もあって最後まで見飽きる事なく楽しめました。
.原題:LONELY HEARTS(米 ・独'06):4月鑑賞
.監督:トッド・ロビンソン
.出演:ジョン・トラボルタ、ジャレット・レト、サルマ・ハエック、ジェームズ・ガンドルフィーニ、他

.美少女探偵 ナンシー・ドリュー
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★★★☆
田舎町で活躍する少女探偵が大都会で25年前に起きた女優怪死事件の真相を追うファミリー・ミステリー。よくは知りませんが本作には原作小説もあって何度かテレビでシリーズドラマ化されていたみたいです。邦題に「美少女」と付くだけあってヒロインを演じたエマ・ロバーツは可愛いです。そりゃ女優ジュリア・ロバーツの姪っ子ですもんね!田舎育ちの設定で見かけもファッションもオールド・タイプ(でも可愛い)ですので都会の学校ではちょっと浮いた存在。カルチャーギャップに悩むのかと思いきやマイペース・パワーを押し切っていつしか周りをグイグイ取り込んでいく彼女。そりゃ女優ジュリア・ロバーツの姪っ子ですもんね!ってそこは違うか、、、。てな感じで大体の展開は予想出来てしまう分りやすくも良質な作品なので最後まで安心して鑑賞出来ます。でもあくまでもファミリー向けですので本格ミステリーを期待すると肩透かしを喰らってしまうかも知れませんのでご注意を。家族と仲間と淡い恋と小さな冒険。これでキャラ説明が出来た感じですので次回はもう少し大きな展開を期待したいです。余談ですが[世界一運の悪い男]も少しだけ出て来ますよ♪
.原題:NANCY DREW(米 '07):4月鑑賞
.監督:アンドリュー・フレミング
.出演:エマ・ロバーツ、ジョシュ・フリッター、マックス・シルエット、レイチェル・リー・クック、他

.仮面ライダー THE NEXT
.
★★
石ノ森章太郎の人気原作漫画を再構築させた劇場版の続編。人気アイドルの歌を聴いた者が次々と死んでいく怪事件の裏にショッカーの存在を嗅ぎ付けた本郷猛(仮面ライダー)が事件の真相を追うヒーロー・アクションです。今回は新たに人気ライダー[V3]が登場。ん〜〜〜どうなんでしょう?仮面ライダーは基本的に好きで見てましたし[リアル設定]に近付ける今風の狙いも分からない訳でもありませんがこの劇場版シリーズには何かが欠けている感じがして素直に楽しめません。仮面ライダー(スーツ)のディティールやデザインはクールで好きですがアクション・シーンは正直テレビシリーズの方がダイナミックでカッコイイですしテンポも悪くてストーリーもそれほど面白いとは感じませんでした。マンガで描く上でのリアリティな世界観は許されるとしましても実写にするとどうも馴染まないと言いますか昔から慣れ親しんで来た者には一種の拒絶反応が出てくるんだと思うんですよ。「こんなの仮面ライダーじゃない!」って。次にストロンガーとかアマゾンが出て来ても劇場には足は運ぶ事はないでしょうね。でもなんだかんだ言ってDVDは借りて見てしまうんだろうなぁ〜。だってやっぱり仮面ライダーが好きですから。
(日本 '07):4月鑑賞
.監督:田崎竜太
.声の出演:黄井田将也、高野八誠、加藤和樹、石田未来、森絵梨佳、六角慎司、他

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