最新劇場映画 レビュー 2007 下半期 Vol.3
レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作
マイベスト・ムービー レビュー2002〜2006 レビュー2006年度分 2007年 1月分 2007年 2月分 2007年 3月分
2007年 4〜5月分 2007年 6〜7月分 劇場映画下半期 1 劇場映画下半期 2
2008上半期1

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〜 2007年度の劇場映画レビューは以上です 〜

AVP2 エイリアンズVS.プレデター
★★★★
アメリカ・コロラド州ガニソンにある小さな街に一機の宇宙船が墜落。その中から這い出して来た凶暴な[新種エイリアン]と、その存在を消去すべく宇宙から飛来した[プレデター]により平和な街は血みどろの戦場と化する。混血種[プレデリアン]の誕生で衝撃的なエンディングで幕を閉じた前作『エイリアンVSプレデター』。本作の物語はそこからスタートです。って事は前作から殆ど時間が経ってない事になるのかな?まぁそれはさておき、序盤は非常に盛り上がりました♪プレデターの母星から[ザ・クリーナー]とされる新たな刺客が旅立つあたりまでは。今まで『エイリアン』シリーズで守られて来たエイリアン地球到着阻止の流れ(『エイリアン5』でそうなるかと思っていたら)もお構い無しって感じの両種入り乱れの血みどろ地上合戦が繰り広げられます!個人的贔屓しているプレデターは相変わらずのカッコ良さでまさに「必殺仕事人」な活躍ぶりは燃えずにはいられません!新種をリーダーに平和な田舎街を恐怖のドン底に落とし入れるエイリアン軍団の容赦の無さ(女子供関係なし!)も凄かった!傑作間違い無しの雰囲気こそあったのですが、何か納得いかないと言うか「おしい」と言うか、正直前作ほどの面白さは感じなかったんですよね。続編ものでよくある「都会に行っちゃった編」?『プレデター2』や『ジェイソンN.Y.へ』みたいな印象を受けました。いやSFホラーアクションとしてはかなりのレベルで贅沢感もあります。でも肝心の両種対決アクションは見にくいですし、無駄に残酷だし、人間側の登場人物が多い割りにドラマが薄過ぎますし、一番やって欲しくなかった解決法持って来るし、オチもなんだかだし、、、監督のザ・ブラザーズ・ストローズからは前作のポール・W・S・アンダーソン監督より両シリーズへの「愛」を感じなかったと言う事です。私は両シリーズそして前作のファンですのであえて厳しく(それでも★4つ!)評価しました。続きはもう無いかなぁ、、、あったら勿論見ますけどね(^_^;)
原題:ALIENS VS. PREDATOR : REQUIEM(米'07)
監督:ザ・ブラザーズ・ストローズ
出演:スティーブン・パスカル、レイコ・エイルスワース、ジョン・オーティス、ジョニー・ルイス、他

俺たちフィギアスケーター
★★★★★
対照的なライバル・フィギアスケーター選手2人が、ふとした事から前代未聞の[男子フィギア・ペア]に挑む事になるスポーツコメディの傑作。奇抜なアイデアと2大人気コメディ俳優ウィル・フェレル&ジョン・ヘダーの夢の共演が話題を呼び本国アメリカでは大ヒット!あまりにもの面白さが評価され日本で緊急公開となりました♪もう正直言って最高!!誰が何と言おうと最高の一言です!!よくぞDVDスルーさせずに劇場公開してくれました!配給会社に拍手を贈りたいです!大・大・大好きなウィル・フェレル(の暑苦しい顔)を大画面で拝めるなんて、ホント幸せです♪一般的にはウケは悪いでしょうけどアメリカン・コメディ好きにはタマラナイ映画ですよコレ!何度笑わされて内蔵をねじらされたコトか!!プププッ(思い出し笑い)!しかし男同士でペアを組ませるなんてよく考えたものですね。その設定、映像だけで十分笑えるのにオマケ以上の(コテコテ)ギャグシーンを盛り込んで来るんですからもうっ!本作はですね、ただバカ騒ぎしているだけでなくちゃんと[スポ根映画]になっているのがイイんですよ!スケート界から追放されたライバル同士の二人が復帰を目指して名コーチの元、嫌いやながらも共同生活を始めてケンカしながら猛特訓!ライバル・ペアからの攻撃や初恋問題を乗り越えながら二人の心は次第に熱い絆で結ばれて行き、北朝鮮(笑)で開発され世界でいまだ誰も成功させていない[大技]を持って再びリンクへ立つ!!クライマックスは色んな意味で鳥肌が立ちました!笑いと興奮が同時に込み上げて来て笑っていいんだか、泣いていいんだか!もしアメリカの映画館で観ていたらスタンディングオベージョンは間違いなしだったでしょう♪音楽もイイ、登場キャラクターもイイ、夜空の輝く星になる様なエンディングもイイ!あれもこれもと書きたいけど書き出すとキリがない!それくらい私を大満足させてくれたアメリカン・コメディの大傑作、そがこの『俺たちフィギアスケーター』なのです!ああぁ、もう一回観たい!!
原題:BLADES OF GLORY(米'07)
監督:ウイル・スペック
出演:ウィル・フェレル、ジョン・ヘダー、ウイル・アーネット、クレイグ・T・ネルソン、他

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
★★★★
先祖がリンカーン大統領暗殺者の黒幕だったと知らされた主人公ベン・ゲイツが、先祖の無実と一族の汚名を晴らす為に仲間と手を組んで[暗殺者の日記]に秘められた謎に挑むニコラス・ケイジ主演の『ナショナル・トレジャー』シリーズ待望の第2弾!製作を務めるジェリー・ブラッカイマーを始め前作のスタッフ、キャストが再集結してストーリーもロケ地もスケール・アップ!、、、なのですが、映画としての出来は前作に及ばずでしたね。シリーズの定番になっている有名建造物や歴史品に隠されたヒントを辿って謎を解く手順は「んなアホな〜」と突っ込み入れながら楽しめるのですが、あまりにもサクサク進み過ぎて観る側に考えるスキを与えてくれません。その合間に主人公とヒロイン、主人公パパとママの痴話喧嘩とブラッカイマー印のアクションを入れ込んで来ますので、観客は流されるまま身を任せるまま、、、クライマックスにはお宝系冒険映画らしいワクドキな展開も用意されてますし、ほんとアトラクション感覚です。まぁディズニー映画ですもんね、それで正解なんでしょう。私はニコラス・ケイジのファンですので彼の動く姿を大画面で見れるだけでも十分に満足しています。彼にとっては意外ですが初めてのシリーズ作品でまだあと一回くらいは続編ありそうなので[同窓会]感覚でシリーズ化して欲しいと思います。しかし気になるなぁ〜大統領の持ってる[BOOK OF SECRETS]の内容!
原題:NATIONAL TREASURE : BOOK OF SECRETS(米'07)
監督:ジョン・タートルトープ
出演:ニコラス・ケイジダイアン・クルーガー、ジョン・ボイト、ヘレン・ミレン、エド・ハリス、他

サーフズ・アップ
★★★★
天才サーファー[ビッグZ]に憧れて単身で南極を飛び出した若ペンギンのコディが、愉快な仲間達と共に世界大会出場を目指して大波に挑むドキュメンタリータッチのファミリー向けのフルCGアニメーションです。主人公ペンギンの声を担当したのは『トランスフォーマー』『ディスタービア』、そして最新作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の公開が控えているシャイア・ラブーフ。日本語吹き替えは人気若手俳優の小栗旬が担当。夏休みに上映枠が無いせいかアメリカより約半年後の冬に公開されちゃったサーフィン物語。こーゆーのは絶対夏に観るべきですよね!でも不満はそれくらいかな?CGは「ここまで来たか!」と思わせるくらいクオリティが高いですし、登場キャラクターはどれも文句なしに可愛いです。お話的には所謂スポコン系であって主人公の成長(+恋愛)物語でもあり非常に分りやすくて入りやすいです。まさにファミリーにもってこいな内容。ですが大人が観ても十分に楽しめる工夫がされています。見所のサーフ・シーンは実写顔負けの迫力映像ですし音楽もノリノリ♪主人公たちの行動をドキュメント・カメラが追うという(長編CGアニメ作品にしては)斬新な表現方法にスタッフのこだわりや遊び心を感じて思わずニンマリさせられますよ。ほんま爽やかです♪
原題:SURF'S UP(米'07)
監督:アッシュ・ブラノン
出演:シャイア・ラブーフ、ズーイー・デシャネル、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・ウッズ、他

アイ・アム・レジェンド
★★★☆
未知のウイルスによって人類の99%を失ったとされる2012年の地球を舞台に、唯一生き残った[地球最後の男]が[孤独]と[闇の恐怖]と立ち向かうSFサバイバル・アクション映画です。原作はリチャード・マシスンの小説「地球最後の男」で本作が3度目の映画化となります。主人公を演じるのは『インデペンデンスデイ』で地球を救った男、ウィル・スミス。率直な感想、個人的にはちょっと期待外れでした。メッセージ性もあまり感じられませんでしたし、後半ももう少し盛り上がるかと思っていたのですが、、、しかし見所は沢山あります。冒頭から映し出す廃虚と化したN.Y.の世紀末描写はなかなかのものでSF映画ならではのスペクタキュラーを体感出来ます。愛犬と共に昼間は食料を調達し、ラジオで他の生存者に呼び掛け、孤独な時間を過ごしていく。その何とも言えない孤独感をウィル・スミスは見事に演じていました。彼はやはり映画スターですね。彼がいるだけで画面に締まりがあります。そして夜な夜な出没する[ダーク・シーカー]の半端のない恐怖!彼等とのファースト・コンタクト・シーンは恐怖度120%です!そこから映画は[地球最後の男]VS[ダーク・シーカー]の地球規模の大バトルが繰り広げられる!かと思っていたのですが、、、。確かに派手なバトルはあります。でも中盤から(個人的に)予想外の展開になっちゃいまして私が最も恐れていた結末に達してしまったのです。主演がウィル・スミスと言う事もあって勝手な期待をした私が悪いのですけどね(汗)。あくまでも主人公は科学者であって特殊能力を持ったスーパーヒーローでもない。伝説になりうる一人の人間なのです。それ思えば本作のあの展開と結末は正しかったのかも知れません。
原題:I AM LEGEND(米'07)
監督:フランシス・ローレンス
出演:ウィル・スミス、アリス・ブラガ、ダッシュ・ミホク、サリ・リチャードソン、他

スリザー
★★★★☆
アメリカの南西部の町に落下した隕石から飛び出した正体不明の生命体が次々と町人を襲い始めるSF寄生パニック・ホラー映画。監督はこれが初監督作品となるリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』の脚本家、ジェイムズ・ガンです。いやはや、素晴らしいB級映画でしたね〜♪まさかこの時代にアナログタイプ(勿論CGもある)の特殊メイク・モンスター映画を拝めるだなんて思ってもいませんでしたから感涙モノですよ♪物語も王道中の王道で、まず宇宙から隕石が飛来してアメリカの田舎町に落下!そこから這い出して来たエイリアンが町中の人間に寄生し回って侵略開始!もうこのシチュエーションだけでも萌え〜ですよ。長閑な雰囲気と個性的な町住人キャラクター、金髪のヒロイン、グロテスクな造型ビジュアルと容赦のない人体破壊描写と言うB級モンスターホラー要素をふんだんに詰め込んで、さらにブラック・ユーモア(『トレマーズ』みたいなノリ?)なんかも交えちゃってスリリングに展開していきます。それだけでは飽き足りず止めはエイリアンがヒロインに[恋]しちゃうんですから(笑)いやぁ〜80年代のこのテの作品好きにはホンットたまらない作品ですよコレ。『スラッグス』『クリープス』『遊星からの物体X』『ブロブ/宇宙からの不明物体』『ソサエティ』、これらのタイトルにピーンッと来た人なら満足出来るかも!?エンドクレジット後にも[王道オチ]があります♪
原題:SLITHER(米・加'07)
監督:ジェイムズ・ガン
出演:ネイサン・フィリオン、エリザベス・バンクス、マイケル・ルーカー、他

ダーウィン・アワード
★★★★☆
アメリカで本当に存在する[ダーウィン賞]をテーマにしたジョセフ・フィンとウィノナ・ライダー共演のヒューマン・コメディです。[ダーウィン賞]とは『最もバカげた方法で死を迎え、愚かな遺伝子を絶つ事で人類に貢献した』人に贈られる賞の事。連続殺人犯を取り逃がした事で辞職した刑事の男がプロファイリングのノウハウを活かして保険会社に再就職を希望します。そして彼は女性調査員と手を組んで保険適応者達の事故原因に[ダーウィン賞]要素が含まれているか否かを追求する、そんなお話です。雑誌やメディア等で「『X-ファイル』と『ジャッカス』を足した感じ」と書かれていましたがまさにそんな感じですね。今にも多額な保険金が降りようとする不可解かつ怪し気な事件・事故をプロファイリングを用いて調査し「自業自得」な要素を見つけ出すのです。主人公とヒロインの掛け合いも楽しくてロマンスもあったり♪場所もあちこちに飛びますのでロード・ムービーとしても楽しめます。元刑事の主人公が血を見ると気絶する[血液恐怖症]という設定もユニーク。そんな彼の姿をドキュメント・カメラマンが密着しているのもまたユニーク。さらには辞職の引き金となった連続殺人犯との対決が伏線になっているのも面白いです。劇中でいくつか[ダーウィン賞]に輝く珍事故・珍事件の再現シーンがあるのですが、それらがまた恐ろしい程笑えてしまいます。高層ビルの強化ガラスの強度を確かめる為に自ら体当たりして落下したり、ジェットエンジンを積んだ改造車でブっ飛んでしまったり、メタリカ(御本人登場!)のコンサートに入れなかったからと大壁を乗り越えたら崖だったとか、、、色々。ホントお気の毒としか言い様のない[愛すべきおバカさん]が沢山登場します。でも彼等をただのバカ扱いで終っていない所が良いんですよね。主人公は「人は何故、愚かな行動をしてしまうのか?」を追求して行くうちに「彼等こそが人間本来の姿」だと気付いていくのです。あんな死に方は絶対に嫌ですけど、思わず「うんうん」な部分もあったりなかったり。小粒ですが得るものは大きかったりする(個人的)傑作です。後半あたりに『ファイナル・デスティネーション』が頭を過ったのは私だけ!?
原題:THE DARWIN AWARDS(米'06)
監督:フィン・タイラー
出演:ジョゼフ・フィン、ウィノナ・ライダー、ジュリエット・ルイス、デビッド・アークエット、他

XX エクスクロス 魔境伝説
★★★
傷心旅行で人里離れた山奥にある[阿鹿里(あしかり)村]を訪れた女子大生2人が、狂気に取り付かれた村人達に襲われるホラー・ミステリー。上甲宣之の原作小説「そのケータイはXX(エクスクロス)」を『スケバン刑事-コードネーム麻宮サキ-』などで知られる深作健太が実写化しました。映画本編はですね、何と言えば良いのでしょう?所謂流行りのティーンホラーと思って見たら肩透かしを喰らいますよ。ジャンルこそ[狂村ホラー]でちょっとした謎解きミステリー要素はあるのですが、とにかく突っ込み所満載でどう言うノリで見てイイのかよく分からない作品になってます。笑撃のWオチも含めて恐らくそれら全てが深作監督の狙いなんでしょうね。あちこちでバンバン突っ込んでもらって、ポップコーン食べながらワイキャア騒いでもらう感じで。ハッキリ言って恐怖シーンも全然怖くないですし、かと言ってギャグ映画でもない、、、変な映画です。舞台が[阿鹿里(あしかり)村]で[足]にまつわる恐怖話なんですから、もっとタランティーノ(足フェチで有名)が泣いて喜ぶくらい[足]にこだわってくれても良かったと思います。なので演出もアクションも全てにおいて[中途半端]に感じてしまいました。ただ松下奈緒と鈴木亜美のヒロイン2人の演技は良かったと思います。彼女らの行動を別(章)視点で描いて後の章で繋いでいく手法もGOOD!一番印象に残ったのは狂敵=小沢真珠(姐さん怖いよっ!)と鈴木亜美とのシザー×チェーンソーバトル(ぬるいケド)と[ジャック・バウアー]かな♪
(日'07)
監督:深作健太
出演:松下奈緒、鈴木亜美、中川翔子、池内博之、小沢真珠、岩根あゆこ、森下能幸、他

ベオウルフ -呪われし勇者-
★★★★
西暦507年の古代デンマークを舞台に勇者ベオウルフの活躍を描くロバート・ゼメキス監督の最新作。本作は『ポーラー・エクスプレス』『モンスターハウス』で使用した[パフォーンス・キャプチャー]技術で英国最古の壮大な叙事詩をフルCGで描いた大人向けのファンタジー・アクション大作です。今回は良い機会でしたので[3D上映方式]の映画館で鑑賞しました。3Dは「飛び出す映像」と言うよりも「奥行きのある映像」でしたね。行動範囲は狭いですが物語は二部構成で非常に分りやすく展開も割と早いです。謎解き要素もありませんので[お話]より[映像]で楽しむエンターテインメント・アトラクション・ムービーだと思います。特に前半の巨人グレンデル(気持ち悪い!)との丸腰バトルや後半のドラゴンとの空中戦などのアクション・シーンは半端なく凄いですので是非とも大画面(出来れば3D映像)で楽しんで欲しいです。本作で見るCGは実写に近い[リアルなCG]ではなく[リアルな絵画]が動いている感じ。実写っぽいけど実写じゃない、そんな不思議な違和感を感じながら見るのも面白みの一つです。エロさ満点のアンジェリーナ・ジョリーCGは気合い入ってますよ!本編で最も意外だったのはベオウルフと言う勇者が割と[俺様的]だったこと。大声で自分の名前を叫ぶヒーロー(勇者)なんて久しぶりに見ましたよ(笑)。若干何かが物足りない様な気がしますがファンタジー映画のツボや要素は含まれていますので、この手の作品好きならごく普通に楽しめると思います。
原題:BEOWULF(米'07)
監督:ロバート・ゼメキス
出演:レイ・ウィンストン、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチ、他

ナンバー23
★★★☆
自分の生い立ちと酷似した私立探偵が不吉な数字「23」にまつわる出来事に翻弄される内容の古本を手にしてしまった男が、本の主人公と同じく「23」と言う数字に取り付かれていくジム・キャリー主演のサスペンス・スリラーです。ジム・キャリー主演作を劇場で見たのは『ディック&ジェーン』以来でしょうか?今回はその前作から一転してシリアス演技に挑戦しています。その演技は意外にも違和感がなくて[コメディ俳優]と言う肩書きを忘れさせる程の名演技(あ、『エターナル・サンシャイン』もイイよ♪)でした。確かに「笑い」と「恐怖」は紙一重、とか言いますからネ。設定やお話自体もなかなか興味深くて面白かったです。世の中のアレやコレやに「23」が登場する(多少強引なのもありますが)のに驚きました。きっと観賞後は誰もが「23」を(強引にも)探してしまうでしょうし、「23」だけでなくいかに人間は普段から数字(視聴率とか売り上げとか降水確率とか)に左右されているかを再認識させられます。映像・ビジュアルも結構凝ってましてシュマッチャー監督のこだわりが見えます。小説の中の探偵物語(現実世界の俳優が演じてます)なんかは別作品を見ているかの様でなかなか楽しめました。で、まぁ色々ありまして結局「誰が何の為に書いた本なのか?」と言う事になりましてクライマックスで全ての[真相]が暴かれます。その真相は驚く程では無かったのですが、それまでの引っ張りとジム・キャリーの演技で楽しめましたのでオールOKです。鑑賞前と観賞後とでは印象はかなり変わると思いますよ。
原題:THE NUMBER 23(米'07)
監督:ジョエル・シュマッチャー
出演:ジム・キャリー、バージニア・マドセン、ローガン・ラーマン、ダニー・ヒューストン、他

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