| ブラッド・ダイアモンド |
| <ストーリー> 舞台は激しい内戦が続けられるアフリカの[シエラレオネ共和国]。妻と幼い子供3人と幸せに暮していたソロモン(ジャイモン・フンスー)は、突如として村を襲撃しに来た反政府組織RUFに捉えられダイアモンド採掘場に連行される。ソロモンはそこで幻とされるピンク・ダイヤを発見し、監視の目を盗んで土の中へと隠した。その時、政府軍が採掘場を襲撃しソロモンはRUFの兵士と共に刑務所へと収監される。時同じくして刑務所にいたのはダイヤ密売人のアーチャー(レオナルド・ディカプリオ)。アーチャーは刑務所の中で幻のピンク・ダイヤの存在を知り、発見者のソロモンに接触をするのだったが、、、 |
| 本作のディカプリオ、悪くないです♪ 『ラストサムライ』のエドワード・ズウィック監督が世界で問題となっているブラッド・ダイヤモンド(別名コンフリクト[紛争]ダイヤモンド)をテーマにアフリカ紛争地帯と先進国のダイヤ・マーケットとの因果関係を暴く社会派サスペンス映画です。 タイトルにもなっています[ブラッド・ダイヤモンド]とは反政府組織が武器などを暢達する為に違法で採取・取り引きしているダイヤの事です。恥ずかしながら、この映画を見るまではここで描かれている様な事実を殆ど知りませんでした。ですのでかなりの衝撃を受けています。自らダイヤを購入する事はまず無いでしょうけど、今後は(疑いたくは無いのですが)少し違う目線で見てしまうかも知れませんね。 実は私、エドワード・ズウィック監督作品はお初鑑賞です。『ラストサムライ』はまだ未見です(DVDは持ってますけど)。周りの評価も悪くなかったですので見るのに不安はありませんでした。2時間20分と言うランニング・タイムでしたがさほど長さを感じませんでしたし、見所も満載でした。よく出来ていると思います。目を背けそうになる内戦のシーンや現地における過酷な現状、ダイヤ業界の裏側、離ればなれになった家族の絆、などと言った様々なテーマがアフリカの大地で入り乱れ、大きく揺れ動く様を見事に描いています。 ここの所、俳優として成長が伺えるディカプリオは今まで見て来た主演作の中で最も良かったと思います。ジェニファー・コネリーも同じく歳を重ねる度に美しく、また女優としてもさらに磨きが掛かって来てます。あとソロモンを演じたジャイモン・フンスーも2代スターに負けない位の存在感とヒューマニズム・オーラを放っていました。ディカプリオは裏社会から足を洗いアフリカから出る為に、フンスーは奪われた家族を取り戻す為に、コネリーはこの悲惨な現状を世界に伝える為に。ひとつのダイヤを巡ってのこの3人の掛け合いやは絶妙です。何度か登場するサバイバル的なアクション・シーンも迫力があり緊張感も半端ではありません。重みのあるテーマを観客に押し付ける事なく[娯楽作品]として見る者に興奮と感動を与えてくれるのです。この辺の演出や俳優配置の上手さは流石と言いますか、他作品は見てませんがズウィック監督ならではなんでしょうね。 今でも絶えない[ブラッド・ダイヤモンド]の存在、増え続ける[少年兵]の数。エンドクレジット前に流れるそれらのメッセージ、そして劇中でフンスー演じるソロモンが言った「白人がダイヤを欲するのは理解出来る、しかしその為にこの国の人間が殺しあっている・・・」と言うセリフにこそ、本作で伝えたかったテーマなんでしょう。 |
| 評価:★★★★ 原題:BLOOD DIAMOND 監督:エドワード・ズウィック 出演:レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリー、アーノルド・ボルスー、他 2006年度アメリカ作品/上映時間:2時間23分/鑑賞劇場:ナビオTOHOプレックス(大阪・梅田) |
| レビューの評価ポイントは ★(BAD)
〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です ★・・・1点 ☆・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作 |