ウェス・クレイヴン's カースド
<ストーリー>
テレビ局に勤めるエリー(クリスティーナ・リッチ)は弟ジミー(ジェシー・アイゼンバーグ)を乗せて車で帰宅途中、突然道路に飛び出して来た[動物]をはね、その弾みで対向車と激突。茂みに転落した対向車の救助に向ったその時、2人は何らかの[生物]に襲われる。一命は取り留めるものの、その翌日から2人の身体にある異変が起り始める。姉エリーはセクシーかつワイルドに、地味だった弟も活発になっていく。これらの変化の原因はドライブ時に襲われたあの[生物]にあると確信した2人は、謎を解く為に行動に出るのだったが、、、
変身シーンはCGに頼ってはいけません!

傑作スリラー『スクリーム』の監督、ウェス・クレイヴン&脚本のケヴィン・ウィリアムソン、そして特殊メイクの第一人者、リック・ベイカーのヒットメイカーらが手掛けた[人狼]サスペンス映画です。主演は『スリーピーホロウ』のクリスティーナ・リッチ。

まずは久しぶりに製作された[人狼]ものと言う事で私のテンションは上がりました!そしてクレイヴン&ウィリアムソンと来れば傑作に違い無い!と確信していました。大阪で公開されたのは今から約1年以上も前。しかも都心外のシネコンでモーニングショーのみの上映でした。、、、この扱い、このリリース・タイミング、周りからの評価、、、傑作に違い無いと大期待し過ぎたせいでしょうか?ん〜〜〜〜(^_^;)

面白く無い、訳ではないんです。『スクリーム』には及びませんがケヴィン・ウィリアムソンらしい[意外な犯人像]や、ウェス・クレイヴン監督らしい恐怖演出も堪能出来ます。テーマになっています[人狼]を[モンスター伝説]と言うよりも[呪い]として描いている所も良かったです。主役姉弟の掛け合いも絶妙ですし、徐々に性格やパワーが[人狼]に近付いていく描写は少し『スパイダーマン』の序盤を彷佛させて楽しかったりします。中でもクリスティーナ・リッチが仕事場で「イイ臭いしない?」と言いながら嗅ぎ付けた先が鼻血を出した女性だったシーンが印象的でしたね。

お話や作品的には好きな方です。リック・ベイカーが担当した[人狼]の造型はモロに『ハウリング』していて[個人的ツボ]だったのですが、変身シーンが頂けなかったです。ハッキリ言いましょう![人狼]作品の一番の見所は[変身シーン]なんです!書き方が悪いかも知れませんが、そこだけでも凄ければ(勿論ストーリーや演出も大事です!)作品自体の評価はさておき[話題]にはなるでしょう。本作にはその部分が欠けてしまっています。ラスト付近に一回だけ[変身シーン]があるのですが全てCGです。駄目、絶対に駄目です!![人狼]映画と[ゾンビ]映画だけは絶対にCGに頼ってはいけません(断言)![人狼]への[変身シーン]は絶対に特殊メイクを含んだ人工手法で描写しないと!せっかくリック・ベイカーを雇ってるのに何してるのぉ〜クレイヴン監督ぅ(;_;)

正直、そのCGの[変身シーン]には興醒めしてしまいました。『ヴァン・ヘルシング』は総合モンスター映画でしたので許せました。『アンダーワールド』シリーズもそうかな?でも本作は[人狼]映画なんですから[変身シーン]を大事に描かないといけませんよ!クレイヴン監督、分かってない!?『ハウリング』や『狼男アメリカン』とまでは行かなくても『狼の血族』くらいのものは見せてくれると思ったのですが、、、残念!残念過ぎますっ!!

公開が小規模でリリースがここまで遅れたのは、[人狼]映画を心から愛している人が、正しい評価を下したから、、、と思いたいですね。同じ[人狼]映画マニアとして。きっと本作を見た人の記憶に残るのは[人狼]では無くてナイスガイな[ゲイ君]でしょうね(^_^;)
評価:★★★
原題:CURSED
監督:ウェス・クレイヴン
出演:クリスティーナ・リッチ、ジョシュア・ジャクソン、ジェシー・アイゼンバーグ、ジュディ・グリア、他

2005年度アメリカ作品/収録時間:1時間37分

レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作

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