| デジャヴ |
| <ストーリー> ミシシッピー川を運行する大型フェリーが爆発炎上し、500人ものの犠牲者が出る惨事が起きる。事件を担当していたATF(アルコール・タバコ・火器局)捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)はフェリー爆破の1時間前に発見されたクレア(ポーラ・パットン)と言う名の女性の遺体と向き合った瞬間、[不思議な感覚]に襲われる。彼女と以前から知っているかの様な[不思議な感覚]。その後の調べでクレアは、何者かによってフェリー事故で爆死した様に擬装されていた事が判明する。さらにクレアの自宅にあった留守番電話からはダグ本人の声が録音されていた、、、 |
| [超常現象もの]ではなく[超娯楽作品]なのです アカデミー俳優デンゼル・ワシントンを主役に迎え、売れっ子プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーがトニー・スコットとタッグを組んで製作されたサスペンス・アクションです。 全編に渡って漂うデンゼル・ワシントンの男ならではの色気と俳優としての魅力、トニー・スコット監督のセンスが光る演出とスタイリッシュな映像(『ドミノ』や『マイ・ボディガード』の時のチカチカ画面ではありません)、そしてジェリー・ブラッカイマー印なド派手なアクションと強引かつ大胆なストーリー・テーリング♪この3大要素が集れば、ぶっ飛んだお話でも存分に楽しめてしまうのです。 ただ、本作は予告編から連想するジャンルとは異なるかも知れません。現に私も観るまではこの『デジャヴ』をリチャード・ギア主演の『プロフェシー』やTVドラマシリーズ『X-ファイル』に出てきそうな[超常現象サスペンス]と思っていました。いざ蓋を開けると、これまたビックリ!?完全に別ジャンルだったのです。まるで「○○○」みたいな展開とオチ、、、と書けない所が辛いですね。 メディアやチラシにも書かれていますので少しだけ触れますが、本作では中盤あたりから凄いアイテムが出てきます。それは[タイム・ウィンドウ]と呼ばれる最新鋭の監視システムで、特定のエリア内のターゲットをあらゆる角度のどこからでも見る事が出来る代物です。しかも現時点からジャスト[4日前と6時間]の映像が見れてしまうのです!凄いですよねコレ(^_^;)。説明ではFBIが7基の軌道衛星から送られてくるデータを立体的に処理して、云々かんぬん言ってましたが、正直原理はチンプンカンプンです。それを理解する前に話が先に進んでしまいますので、その設定部分を受け入れてしまわないと物語について行けないのです。上手いですね、ブラッカイマーさん!これぞゴリ押しテクニック。さらにその[タイム・ウィンドウ]にはある[秘密]があったりして、、、とまぁ、それ以上を書くとネタバレになりますので、この辺で。 結論から言いますと、まずまずな、、、いや、なかなかの出来でしょうか?かなり贔屓な目で見てますけど。もし主演も監督もプロデューサーも違っていたら、ここまで面白い(様に思える)映画にはなってなかったかも知れませんね。コンビニ食品を一流シェフが料理して超美味しい料理を作ってしまった!そんな感じです。各シーンに用意された謎や伏線もきっちり片付けてくれますし、ラストも後味が良くて好感が持てます。ミステリアスかつサスペンスフルな物語を追って行くうちに、いつの間にやデンゼルとヒロインのラブ・ストーリーになっていくあたりも(演出が)ニクイですね。そして映像!序盤早々に展開されるフェリー爆破シーンや中盤の迫力のカーチェイスは見応え十分!これは是非、劇場の大画面で見てほしいです。 デンゼル・ワシントンは本当にイイ俳優ですね。外さないと言いますか、終始、彼の演技と存在に魅了されていました。そしてヒロイン、クレアを演じたポーラ・パットンも素敵でした。こんな女性ならデンゼルでなくても助けたくなるハズです。そんな彼女の初々しい演技にも注目してみて下さいね。 名俳優、ベテラン監督、大型プロデューサーが集まれば、とても有り得ない非現実的なお話でも(強引ですが)説得力を持たせる事が出来るんだなぁと感心したと共に、ハリウッドの底力的なものを実感させられました。何度も書いてくどい様ですが、本作は[超常現象サスペンス]では無く、ハリウッド・エンターテインメント要素を徹底的に詰め込んだ[超娯楽作品]として楽しんで下さいね。余談ですが、本作での一番の(個人的)サプライズは共演したヴァル・キルマーです!ジョン・トラボルタばりに太ってました(^_^;) |
| 評価:★★★★ 原題:DEJA VU 監督:トニー・スコット 出演:デンゼル・ワシントン、ヴァル・キルマー、ポーラ・パットン、ブルース・グリーンウッド、ジム・カヴィーゼル、他 2006年度アメリカ作品/上映時間:2時間07分/鑑賞劇場:ナビオTOHOプレックス(大阪・梅田) |
| レビューの評価ポイントは ★(BAD)
〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です ★・・・1点 ☆・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作 |