ハードキャンディ
<ストーリー>
14歳の少女ヘイリー(エレン・ペイジ)は出会い系サイトで32歳のカメラマン、ジェフ(パトリック・ウィルソン)と知り合い、交流を深め始める。次第に二人は意気投合し実際に会う約束をする。しかし、そこには少女ヘイリーの甘い罠が仕掛けられていた。彼女の差し出した酒で意識を失ったジェフ。目を覚ますと彼は体を縛られ身動きが出来ない状態にあった。ヘイリーの尋問によりジェフは[小児性愛者]だと言う事を認められ、恐ろしい仕打ちを受ける事になる・・・
エレン・ペイジの演技に御注目

日本でも社会問題となっている[援助交際][オヤジ狩り]からヒントを得て作られたとされる本作。『X-MEN ファイナル デシジョン』でもキティ役で出演したエレン・ペイジがロリコン男を懲らしめる恐ろしい少女役に挑戦しています。原題の「ハードキャンディ」とは所謂、性的に興奮状態にある男性のアレを意味するそうです。

とにかく本作では、ヒロインを演じたエレン・ペイジの圧倒的な演技力に驚かされます。『X-MEN ファイナル デシジョン』のキティ役とは真逆のキャラクター。どれだけの演技幅を持っているのでしょうね、この子役さん。顔が可愛いだけに内面からにじみ出る[恐怖感]は半端ではありません。もう、凄いの一言です。本来はパトリック・ウィルソン演じるロリコン男の方が悪いのですが、中盤でヒロインがそのロリコン男よりも[上]を行ってしまいますので、ちょっとだけ可哀想に思えた(でも、やってる事は許せませんよ!)のも確かです。

少し童話『赤ずきんちゃん』を喩えた感じですかね?ある意味、衝撃を受ける作品だと思います。ですが、お話的にはよくある設定で、復讐する側が[少女]と言う事以外は特にこれと言った斬新さも無くて後味もかなり悪いです(特にラスト)。舞台の8割が(誘った男性の)家の中ですので、本作も所謂[密室系サスペンス]のジャンルになるのでしょうか?クライマックスは地味ながらスリリングな展開を見せてくれます。設定は違いますが、スティーブン・キング原作の『ミザリー』を思い出しました。

結局、ヒロインの少女はどこまで○○○なのか、ロリコン男もどこまで変態なのか、は明らかにされないままです。そこが逆に怖くて良いのかな?技術面では、横に移動して見せるカメラワークやビジュアルの色彩、飽きさせない構成はなかなかと思います。大きな期待をしないで鑑賞すれば、それなりに楽しめる(何を楽しむかは人それぞれ^_^;)と思いますよ。エレン・ペイジの演技だけは見る価値アリです。
評価:★★★☆
原題:HARD CANDY
監督:デビッド・スレイド
出演:パトリック・ウィルソン、エレン・ペイジ、サンドラ・オー、他

2005年度アメリカ作品/収録時間:1時間43分

レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作

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