エネミー・ライン2-北朝鮮への潜入-
<ストーリー>
北朝鮮にあるヨンジョリの秘密基地に配備された核ミサイルをアメリカの衛星カメラがキャッチする。脅威を感じた合衆国大統領(ピーター・コヨーテ)は、直ぐさま海軍兵士に基地爆破作戦を命じ、ロバート大尉(ニコラス・ゴンザレス)らは現地に急行。輸送機からパラシュートで北朝鮮へと降り立つのだったが作戦は突如中止に。行き場を失った海軍兵士は北朝鮮軍に捕虜として捕われてしまう。
物語の設定には興味があります。

ジーン・ハックマンとオーウェン・ウィルソンが共演したジョン・ムーア監督の『エネミー・ライン』の続編です。と言いましても主人公は全くの別人ですし、お話も続いていません。でも原題を見る限りは正式なシリーズだと考えられます。唯一の共通点は[敵地に残された兵士の脱走劇]と言う設定でしょう。

少し前、ニュースでも話題となった北朝鮮ヨンジョリ付近の[キノコ雲]騒動。当時の韓国・北朝鮮の発表では「工事による爆破」とされていてアメリカ政府もあっさりとそれを認めていました。本作はそんな報道の裏で「実は朝鮮半島全体を揺るがす様な事件(アメリカの軍事作戦)があったんですよ」、、、みたいな内容になってます。もしかしたら、それに近い事があったのかも知れませんし、完全なフィクションかも知れません。それを考えて見ますと、なかなか面白いかもです。

しかし映画として、『エネミー・ライン』のシリーズとして見るとどうでしょうか?それなりのアクションや緊迫シーンもありますが、前作と比べると全てにおいてレベルダウン気味。トーンを抑えたビジュアルやお話のテンポはそこそこなんですが、やたらと見せる[早回し]も気になりますし、全体的に平坦な印象で、ボリュームも感じなく盛り上がりに欠けています。映画『ステルス』の終盤で展開される北朝鮮のシーンを拡大した感じですね。主人公よりも、唯一アメリカに味方してくれた北朝鮮軍の偉いさん(この人のお陰で、アメリカの軍事作戦が工事の爆破になった!)が印象に残ってしまってます。ちなみに原題のサブタイトルは「AXIS OF EVIL」、つまり「悪の枢軸」と言う意味です。ストレートですよねぇ。
評価:★★★
原題:BEHIND ENEMY LINES : AXIS OF EVIL
監督:ジェイムズ・ドットソン
出演:ニコラス・ゴンザレス、ピーター・コヨーテ、キース・デビッド、ベン・クロス、他

2006年度アメリカ作品/収録時間:1時間36分

レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作

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