アントブリー
<ストーリー>
イジメられっ子の少年ルーカス(ジェイク・A・オースティン)は、いつもその腹いせとして自分の家の庭に生息するアリをイジメていた。そんなある日、アリ界の魔法使いゾック(ニコラス・ケイジ)は不思議な液体を使って[破壊者]ルーカスをアリサイズに身体を縮めて連行する。果してルーカスは無事人間界に戻る事は出来るのだろうか?
『バグス・ライフ』で『ミクロキッズ』な♪

トム・ハンクスが製作したファミリー向けフルCGアニメーションです。大阪でも一部短期間ですが上映されていました。声の出演にはニコラス・ケイジ、ジュリア・ロバーツ、ポール・ジアマッティ、メリル・ストリープと言った豪華なキャストが勢揃いしています♪ちなみにタイトルの『アントブリー』とは[アリいじめ]と言う意味だそうです。

イジメられっ子が、その普段の腹いせにアリをイジメて、そのアリに身体を縮められてアリ界に連れられて、交流して、活躍して、人間として成長して、、、と、とても分りやすくて超王道なストーリーです。所謂[ジュブナイル]的な設定、特に主人公が弱気な性格だったり、本作の様にイジメられっ子だったり、なんてのは昔からあったのですが、今この時代に見ると少し考えさせられたりしますよね。

アリのCGアニメと言えばドリーム・ワークスの『アンツ』や、ピクサーの『バグス・ライフ』を思い出しますが、この『アントブリー』は決してそれらの二番煎じでは無いのです。と言っても[アリ]と[人間]が交流するシチュエーション以外は、何かの作品の寄せ集め的な印象を受けますが面白いので良しとしましょうね♪

基本軸は『バグス・ライフ』でそこに『ミクロキッズ』をミックスして、ラストは『森のリトル・ギャング』で締める!みたいな感じです。僅か89分の作品ですがボリュームを感じさせて最後まで飽きさせません。いつも見慣れた景色を虫感覚で見上げたり、走り回ったり、飛んだりと、冒険心をくすぐられる演出が満載!クライマックスはある意味でミリタリー感のある迫力バトルが楽しめます。

ビジュアルも綺麗で文句無し。主人公とアリを始めとする昆虫&動物CGデザインはなかなか個性的で好みです。しかし、いかんせん[人間キャラクター]のデザインが・・・なので。悪くは無いんですよ。独特の個性は出ています。でもピクサーやドリーム・ワークス作品に比べると、どこか中途半端に感じてしまうのです。これだけは好みですので、何とも言えませんが作品としては良く出来ていますので御安心下さいね。

本作を見ると[蚊]をパチンっ!するのをためらってしまうかも知れませんよ。
評価:★★★★
原題:THE ANT BULLY
監督:ジョン・A・デイビス
声の出演:ジェイク・A・オースティン、ニコラス・ケイジ、ジュリア・ロバーツ、アラン・カミング、メリル・ストリープ、他

2006年度アメリカ作品/収録時間:1時間29分

レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作

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