| 幸せのちから |
| <ストーリー> 1981年のサンフランシスコで医療機器のセールスマンをしていたクリス・ガーナー(ウィル・スミス)は努力家で性格も頭も良く誰からも好かれる人間。そんな彼の人生は妻子にも恵まれながら順調に進んでいた。しかし世間は不景気となり高価な医療機器も売れなくなった。在庫は増える一方で収入は激減、税金も家賃も払えない状況に。ついにはアパートから追い出され、妻までもが出て行ってしまった。 残された全財産はたったの21ドル。彼は最後のチャンスとして一流証券会社の入社を目指す事にした。正式採用人数はたったの一人。見習い期間は6ヶ月。その間の給料は一切支給されない。それでもガーナーは頑張った。愛する息子の為。ごく普通の生活を取り戻す為に。朝昼晩、走り回った。会社、託児所、そして寝所を求めて教会へと。全てを掛けて戦い続けた6ヶ月後、運命の日がやって来た・・・ |
| ウィル・スミス渾身の実話系ヒューマン・ドラマ 全財産たったの21ドルの貧困生活から億万長者へとなったクリス・ガーナーの実話を基に人気俳優ウィル・スミスが実子ジェイデン・クリストファー・スミスと初共演した心暖まるヒューマン・ドラマです。 最初はどうしても[実親子共演]と言う部分が引っ掛かって観る気がしなかったんです。何かこうウィル・スミスの息子PR的な臭いがしまして(^_^;)。「素直に感動出来るかなぁ〜?」と不安を抱いていました。しかし、いざ蓋を開けて見ればそんな不安は何処へやら!もうメチャクチャ良かったですよ!ジェイデン・クリストファー・スミス君も初出演とは思えない程の自然な演技を披露しています。実の親子だからこそ出せる間と空気。実の親子だからこそ感じられるリアルな親子愛描写。もう拍手拍手でした♪ まるで映画の様な実話がベース、、、と言う事なので、最後は必ずハッピーエンドになるのは分かっています。それでも中盤からの親子の[貧困生活描写]は見ていて辛く、悲しくなりました。スクリーンの前で思わず「頑張れ!頑張れっ!」と親子を励ましていました。そして長くて辛い日々を乗り越えて、ようやく辿り着く感動のラスト・・・。その瞬間、私の胸の中はスッと何かが抜ける感覚になり、同時に熱いものが心の底からドっと込み上げて来ました。スクリーンの向こうで手を繋ぎ新しい未来に向って歩き出すスミス親子に「良かった、、、良かったね」と何度も(心の中で)言葉を掛けました。 特に説教臭さい部分や押し付ける様な部分も無く素直に楽しめて、感動出来ます。鑑賞前、勝手な懸念を抱いていた事をウィル・スミス親子に謝りたいです。若干の[あっさり]感はありますが、だれる事なくテンポ良く最後まで一気に見せてくれます。中盤あたりの展開は本当に辛く悲しくなりますが、最後は幸せな気分にさせてくれますので、是非皆さんにお薦めしたいです。涙ばかりでなく思わずクスっと笑ってしまう様なシーンがあるのも良かったですね。心にしみる音楽やサンフランシスコの風景も一緒に楽しめます。風景と言えば本作の時代設定。まだ誰もが携帯電話を持っていなかった頃の20年前のアメリカです。この微妙に昔だった時代を見せるのは[意外と大変]だったのではないでしょうか?大昔の設定なら多少は誤魔化しが効くかも知れませんが、20年前の設定は言ってもまだ記憶にありますし、その時代を知る人も沢山います。だから[意外と大変]だったのではないかなぁ〜と思って観てました。 出演者に関してですが、ジェイデン・クリストファー・スミス君も非常に良かったですし、他の共演者も皆それぞれ個性的で印象に残りました。しかし、本作は何と言ってもウィル・スミスです!もう素晴らしいの一言です!彼の演技・表情には観る人の心を揺さぶる確かなパワーがあります。喜怒哀楽の全てがダイレクトに伝わってくるのです。それは俳優云々ではなく、彼本人の[人間性]がストレートに表れているからでしょうね。彼の演技は増々磨きが掛かってきてます。元ミュージシャンという経歴を忘れるくらいです。最近までは[アクション俳優]というイメージがありましたが、今ではすっかり[演技派俳優]です。『インデペンデンスデイ』からのこの見事な成長振り(今でも『インデペンデンスデイ』のウィル・スミスは好きですよ)、、、とか言いつつ本作でもウィル・スミスは何気に華麗なアクションを披露していました。とにかく走ります。走る!走る!時々はねられ、そして走る!その姿はまるでアスリートの様でしたし、まさに[がんばるお父さん]と言う感じでとてもカッコ良かったです。 感動ドラマはちょっと、、、演技派ウィル・スミスは、、、と思う人も多いでしょう。でもこの『幸せのちから』はタイトル通り[幸せのちから]を観る人に分けてくれる、、、そんなハートフルな作品なのです。幸せな気持ちになりたい人は(幸せな人も)是非、御鑑賞下さいね♪ |
| 評価:★★★★☆ 原題:THE PURSUIT OF HAPPYNESS 監督:ガブリエレ・ムッチーノ 出演:ウィル・スミス、タンディ・ニュートン、ジェイデン・クリストファー・スミス、ブライアン・ハウ、他 2006年度アメリカ作品 / 上映時間:1時間57分 / 鑑賞劇場:梅田ブルク7(大阪・梅田) |
| レビューの評価ポイントは ★(BAD)
〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です ★・・・1点 ☆・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作 |