ザ・センチネル/陰謀の星条旗
<ストーリー>
以前、レーガン大統領の命を救った伝説のシークレット・サービス、ピート・ギャリソン(マイケル・ダグラス)。彼は今、現大統領婦人の護衛官に就いていた。そして二人は恋愛関係の仲でもあった。そんなある日、ギャリソンの同僚のシークレット・サービスが何者かによって暗殺される。そして、ある組織による[大統領暗殺計画]が浮上。さらにその計画にはシークレット・サービスに内通者がいる事が判明する。シークレット・サービス情報部のデビッド・ブレンキッジ(キーファー・サザーランド)は内部捜査を始めるが、浮かび上がった容疑者は何とピート・ギャリソンだった・・・
『24』は越えられない・・・

ハリウッドのベテラン俳優、マイケル・ダグラスと人気ドラマシリーズ『24』で主人公、ジャック・バウアーを熱演するキーファ・サザーランドが共演したポリティカル・サスペンスです。

クリント・イーストウッド主演の『ザ・シークレット・サービス』の様な傑作を予感させる冒頭のシークエンスは、犯人のメッセージメモのスクラッチ映像と、当時の[レーガン大統領暗殺未遂事件]の本物のニュース映像を組み合わせた構成でとてもサスペンスフルです。そこまで(ってオープニングだけじゃん!)は非常に良かったと思います。作品としてはです。そこからは先の読めてしまうサスペンス劇が淡々と続きます。

話の流れからして見る側は、マイケル・ダグラスがキム・ベイシンガー演じる大統領夫人との不倫をネタに、謎の組織から[大統領暗殺計画]に利用されている、と分かっていますから何の緊張感も得られません。終盤あたりで誤解が解けても気分はスッキリとしないのですよ。だって、元々はダグラスの不倫が原因なのですから(^_^;)。全くクリアじゃないですよね。何か「暗殺は許せないけど、不倫は許す」みたいな印象が残っちゃって、もしかしたら石田純一が製作に携わっているのか?なんて思っちゃいましたよ。また、その役柄が似合ってしまうマイケル・ダグラスもダグラスですよね(笑)。

本作を鑑賞する事になった理由は勿論、この人!キーファー・サザーランドです。銃を構えるとモロにジャック・バウアーに見えてしまいますが、やはりカッコイイです♪。昔はチンピラや吸血鬼のリーダーとか怖い印象しかありませんでしたが、『24』で見事にイメージ・チェンジしましたよね(アンジェリーナ・ジョリー主演の『テイキング・ライブス』では嫌な役でしたけど。あと、声とラストに一瞬顔を出すアノ映画も)。年齢設定的には無理ですが、キーファーとダグラスの役柄が逆だったら意外性があって面白かったかも知れませんね。おそらくは製作者が『24』の視聴率とかを気遣って無難な役におさめたのでしょう。まさか、まさかと思いますが、この映画、脚本がアレなんで「とりあえず集客を見込める俳優を一人入れておこう」なんて考えで作られたのではないでしょうね?それだったら怒りますよ!悲し過ぎますよ!

上に書きました「脚本がアレ」の「アレ」と言うのは「つまらない」と言う訳ではありません。まぁ確かに「面白い」とは言い切れませんが、正直に書いてしまうとこうです。『古い』です。この手の脚本とボリュームは20年前のものです。何故今この時期、このタイミングで、この様な映画が作らてしまったのでしょう?私の様な[俳優目当て]で見る人はまだしも[映画]として楽しみにされた人は!?、、、宣伝で「『24』を越えた・・・」と、うたってましたが、全然っ!。最近のテレビドラマシリーズの方がよっぽど面白いですよ。公開当時から一般評価は低かったですので期待しないで見ましたが、それでも面白さを感じませんでした。キーファー目当ての方は是非、『24番外編』としてお楽しみ下さい。ちなみに吹き替えのキーファーの声はジャック・バウアーと同じ小山力也です♪
評価:★★☆
原題:THE SENTINEL
監督:クラーク・ジョンソン
出演:マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド、キム・ベイシンガー、エバ・ロンゴリア、デビッド・ラッシュ、他

2006年度アメリカ作品 / 収録時間:1時間48分

レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作

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