ラッキーナンバー7
<ストーリー>
人気の無い空港の待ち合い場で車椅子の男(ブルース・ウィリス)は一人の青年に過去の話を語り始める。時同じくして人生のあらゆる面で[不幸]を背負った青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)が友人ニックの住むニューヨークのアパートにやって来る。しかし友人ニックの姿は無かった。部屋の隣りに住む女性リンジー(ルーシー・リュー)との劇的な出会いを果したものの彼の[不幸]はまだ続いた。こともあろうにスレヴンは友人ニックと間違われマフィアに拉致されボスの所まで連れて行かれてしまうのだった。果して人違いで巻き込まれてしまった不幸な青年スレヴンの運命は如何に、、、!?
不運な男の犯罪コメディと思いきや、、、

『ギャングスター・ナンバー1』のポール・マクギガン監督がスタイリッシュな映像で見せる予想不可能でジャンル特定が難しいクライム映画です。主演はジョシュ・ハートネット。共演にブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ベン・キングスレー、ルーシー・リューと言った豪華な顔ぶれが揃っています。前半は「不幸な男の不幸なお話」的なクライム・コメディに思えますが実は違ったりします。オチは驚愕的程ではありませんが非常に「よく出来たお話」としてまとまってました。最初は無関係(意味不明)だと思った人物やエピソード、会話などが最後に見事に集結します。巧妙に絡んだ錯時構成をフラッシュバックで見せていくラストの[ネタ明かし]シーンは親切過ぎるほどの明確さ。これぞまさに爽快!と言う感じです。自分なりに考えていたオチは最初は[脳内劇場]とかちょっとしたSF的なオチを予想していましたが、かなりストレートな物語(ジャンルを書いちゃうとネタバレになるので避けます)でしたね。でも大好きです。こう言うストーリー♪

そんな脚本に魅了されて集まったと言う共演陣は豪華そのもの。映画ファンならとても贅沢な気持ちになれる至福の1時間51分です。お話も良いですが彼等の演技合戦だけでも見る価値はあります。対立するマフィアのボスにベン・キングスレーとモーガン・フリーマンですよ!濃い〜、、、もとい渋いっ!主演のジョシュ・ハートネットは予想外に良かったです。今まであまり気にしていなかった俳優ですが本作でかなり好きになれました。前半は『恋する40days』的な演技で後半は、、、と言う感じで!これが10年前に製作されていたらきっと彼の役はブラット・ピットだったでしょう(個人的憶測)。それからヒロイン演じるルーシー・リューもキュートで個人的には今までの主演作の中でも本作がピカイチだと感じました。あと出番は少ない(でも美味しい所を持っていきます!)ですが謎の殺し屋[グッド・キャット]を演じたブルース・ウィルスも良かった!かなり良かった!!クールで存在感アリアリ♪刑事も殺し屋も似合う俳優さんって彼くらいでしょう!?共演者それぞれとても良かったのですがやはりこの作品はブルース・ウィリスがいてこそだったと思います。確かに彼の演じるキャラクターはストーリーの[キー]なので一番印象に残ってしまう訳ですが、これを別の俳優が演じていたら?と思うとやはりブルース・ウィリス以外は考えられません。

洒落の効いた演出やストーリーテーリング、映像、カメラワーク、そして無駄の無い配役と脚本に拍手を贈りたいです♪サントラは出てませんが音楽も良かったです♪ユーモアとバイオレンス、ミステリーにサスペンス、さらにはスリルとロマンスと言った娯楽映画に欠かせない要素を満載に盛り込んだ傑作です。オチにはあまり期待し過ぎないで[お話]と[俳優]で楽しむのが一番でしょう♪ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリスのファンには超お薦めです。
評価:★★★★☆
原題:LUCKY NUMBER SLEVIN
監督:ポール・マクギガン
出演:ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、ルーシー・リュー、他

2005年度アメリカ作品/上映時間:1時間51分/鑑賞劇場:伊丹TOHOプレックス(大阪・伊丹)

レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作

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