SOUNDTRACK REVIEW 2006 VOL.8 ■
レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作
*表示しています[ランニング・タイム]は管理人所持のオーディオ・レコーダーによる表示です

ナイト・ミュージアム
NIGHT AT THE MUSEUM
★★★★☆
レーベル:VARESE SARABANDE 音楽:アラン・シルベストリ /全35曲 53分35秒 収録
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シルベストリ節全開のファミリー・ファンタジー♪

ツキに見放された夢見がちなダメ男が博物館の夜警の仕事で大変な出来事に遭遇するファミリー・ファンタジー『ナイト・ミュージアム』。この映画の最大の見所は博物館の展示物が夜な夜な動き出すと言う展開。まるで『トイ・ストーリー』と『ジュマンジ』をミックスした様な内容ですね。主演はベン・スティラー。共演にロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、など楽し気です♪国内は3月17日(土)に公開です。

そんな内容の本編に予想通り、いや期待通りの音楽をつけてくれたのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』などで知られるアラン・ルベストリです♪短くて明確なメインテーマやスリリング・スコアは[シルベストリ節]全開で聴いているだけで嬉しくなってしまいます。映画本編はあくまでもファミリー向けですので全編が『ハムナプトラ2』ほどのスケールはありませんがそれでもコミカルでダイナミックかつスリリングなシルベストリ・スコアを十分に堪能出来ます。近年彼が手掛けてきた作品の美味しい要素が詰まった、まさに[シルベストリ・ミュージアム]なアルバムでしょう!?(あ、これは絶賛し過ぎかな?これは個人的な感想・評価ですので参考にしないで下さいね)。収録されたスコアの一曲一曲は短いですが曲数は35曲と多いのでシルベストリ・ファンとしては大満足です♪

ブラッド・ダイアモンド
BLOOD DIAMOND
★★★☆
レーベル:VARESE SARABANDE 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード /24全曲 61分37秒 収録
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少し作風変わった!?

内戦時代のアフリカ・セラレオ共和国を舞台にいわくつきの[ダイアモンド]を巡って展開されるサスペンス・アクションのサントラです。監督は『ラストサムライ』のエドワード・ズウィック。主演はレオナルド・ディカプリオとジャイモン・フンスー。

音楽は『ウォーターワールド』『アウトブレイク』で知られるジェームズ・ニュートン・ハワードです。個人的に彼のサントラを購入したのはピーター・ジャクソン版の『キング・コング』以来ですね。ドラミカルで民族風のコーラスや楽器も取り入れてますので本編の舞台となるアフリカの雰囲気が出ています。2人の主人公の友情をメインに徐々にミステリアスに、サスペンスフルになって行きます。インパクトはありませんがメインテーマも聴いていく度に耳に残ります。そして何と言ってもアクションシーンのスコアが熱いです!『ウォーターワールド』頃の活気さが戻った、と言いますか少し作風が今風に変わった感じ、、、そう思ったのは私だけでしょうか?まるでトレバー・ラビンかジョン・パウエルあたりの音楽を聴いている様です。そんなこんなで期待していなかった分、ちょっと得した気分になれました。映画本編にも期待したいですね♪

ハッピー・フィート
HAPPY FEET
★★★☆
レーベル:WARNER SUNSET: ATLANTIC 音楽:ジョン・パウエル /全29曲 67分56秒 収録
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盛り上げ方はパウエルならではのRC音楽です♪

ワーナー・ブラザーズが贈るペンギン達のミュージカル・フルCGアニメーション『ハッピー・フィート』のスコア盤サントラです。声の担当はイライジャ・ウッド、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、ロビン・ウィリアムズと豪華。これは是非字幕スーパー版で楽しみたい作品です。アメリカでは12月に『007カジノ・ロワイヤル』を押さえて初登場1位!日本は3月に公開です。

音楽は『ボーン・アイデンティティ』や『シュレック2』『アイス・エイジ2』などで知られるRC[リモート・コントロール]メンバーのジョン・パウエルが担当しています。基本はフルオーケストラ演奏。ペンギンたちの可愛らしさと舞台となる大自然[南極大陸]をフューチャーした感じの壮大かつ感動的な音楽が楽しめます。時折、少しミュージカル作品を意識した(民族風?)コーラスが入るのも特徴です。緊迫したシーンでは「ディス・イズ・パウエル!」なRCスコアになって熱く盛り上げてくれるのが嬉しいです。個人的には十分満足していますが贅沢を言わせてもらいますと『シュレック』くらいの明確なメインテーマがあればもっと良かったなぁ〜と思います。とりあえずパウエル・ファンの方にお薦めかな!?

エラゴン 意志を継ぐ者
ERAGON
★★★★☆
レーベル:RCA RECORDS 音楽:パトリック・ドイル /全16曲 55分31秒 収録
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明確で壮大なメインテーマが素晴らしい♪

全世界でベストセラーとなった同名小説を豪華キャストとスタッフを集結させて堂々の映画化!音楽は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』等で知られるパトリック・ドイルが担当しています。

今年もあと僅かと言うタイミングでまた素晴らしいアルバムに出会えました♪このアルバムでは「これぞ映画音楽!」と言う感じの壮大かつファンタジックなフルオーケストラ音楽が存分に楽しめます。まずメインテーマが明確でメロディも素晴らしくファンタジー映画らしい壮大感があります♪それは後のトラックにアレンジされながら何度も登場するのでかなり印象に残ると思います。スケールも大きくドラマチックでスリリング。ファンタジー映画ファンの人ならこの音楽を聴いているだけでも興奮出来るハズ!主人公エラゴンとメスドラゴンのサフィラとの交流シーンでは(メインテーマを引用して)清々しく、戦いのシーンでは重厚に激しく鳴らすと言うメリハリが付いていますので分りやすく聴きやすいのです。王道と言えば王道ですがこれ程までにも素直なファンタジー音楽は久しぶりなので嬉しくなってしまいます。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズには及びませんが『ドラゴンハート』〜『ハリー・ポッター』あたりのボリュームと世界観で考えてもらえると伝わるでしょうか?贅沢を言うとあと[ワンパンチ]欲しい(曲数の少なさのせいか若干物足りなさを感じたりします)所ですが個人的には満足です♪とても気に入りました。最後の2トラックにはアヴリル・ラヴィーンとメインテーマに歌詞を付けて唄うJEMの歌も収録♪

スペースボール
SPACE BALLS : THE 19TH ANNIVERSARY EDITION
★★★★
レーベル:LA-LA LAND RECORDS 音楽:ジョン・モリス /全45曲 70分53秒 収録
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懐かしいスペース・オペラ音楽が復活!

パロディ・コメディ映画界の帝王、メル・ブルックス監督が1987年に製作した作品。タイトルやジャケットから想像出来る通り本作はあの『スター・ウォーズ』をパロったSFコメディです。当時(?)にもサントラは出ていたそうですが買いそびれてしまっていつの間にかレア盤になっていました。その作品がとうとう[完全盤]として再リリースされたのです♪

音楽を担当したのはジョン・モリスです。勿論フルオーケストラ演奏。軽快で明るくキャッチーなメインテーマを聴くだけで心が踊ります。それと同時に名場面を思い出して思わず頬が緩んでしまうんですよね。内容はパロディ〜コメディですが音楽は基本的に真面目(と言う表現は違うかな?)なスペース・オペラ音楽です。所謂、今風で激しく鳴らすだけの音楽ではありません(そんな音楽も好みですよ!)ので聴く側もゆったりとした気分で堪能出来ます♪メインテーマや[メガ・メイド]の別テイクバージョンも収録された全45曲と言う内容でボリュームも満点♪当時サントラを買い逃した方、本作のファンの方にお薦めです♪

マスク2
SON OF THE MASK
★★★
レーベル:NEWLINE RECORDS 音楽:コンピレーション(ランディ・エデルマン3曲) /全12曲 49分45秒 収録
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騒がしい系のエデルマン・スコアも3曲収録

キャスト一新で製作された大ヒットSFコメディ『マスク』の続編。映画自体大コケしたみたいですが私個人は結構好きなんですよ!この『マスク2』!知らない間にサントラが出てましたので思わず購入です♪

アルバムは全12曲収録で1曲目から9曲目までがライアン・カブレラやニール・ダイアモンドらの歌を収録。10曲目からの3曲はランディ・エデルマンのスコアが収録されています♪思えば1作目もエデルマンでしたね。怪し気さと豪快かつコミカルな雰囲気はそのままです。本編は1作目よりファミリー向けになってましたのでそんな雰囲気メロディもチラホラ。10曲目は「はじまり、はじまり〜」と言った感じでワクワクさせられます♪11曲目は一旦暴れ出すと止まらない!って感じのおかしく騒がしいスコアで楽しめます♪ラストの12曲目はしっとり綺麗にまとめた感じですね。ちなみに10曲目は約8分。11曲目は約7分。12曲目は約8分。合計約20分近くありますのでスコア盤が出なくてもこれで満足かなっ!?
ザ・センチネル 陰謀の星条旗
THE SENTINEL
★★★
レーベル:ジェネオン エンタテインメント 音楽:クリストフ・ベック /全18曲 53分03秒 収録
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イマイチ心に響かないサスペンス・スコア

『24』のキーファー・サザーランドとベテラン俳優マイケル・グラスが共演したポリティカル・サスペンスのサントラです。私にしては珍しく国内盤の購入です。薄情しますと本来は全く興味が無かったアルバムなのですがCDショップの閉店セールで格安で売られていましたので思わず、、、スミマセン!さらには映画本編も鑑賞してません。これからレンタルDVDで鑑賞予定なので音楽も聴いてみようかなっと。

音楽を担当したのはリメイク版『ピンクパンサー』などを手掛けたクリストフ・ベックです。ベックの作品は過去にジェニファー・ガーナー主演の映画『エレクトラ』のサントラを購入しましたが個人的にはイマイチでしたし先に挙げたリメイク版『ピンクパンサー』のサントラも未だ購入してません。新作『WE ARE MARSHALL』はなかなか良かったのですがどうも私はこの作曲家とは縁が無いと言うか肌が合わない、、、のかも知れません。そんな中で聴いた本アルバムですがやはり「これは」と言うポイントを見つける事が出来ませんでした。基本は打込み音楽とオーケストラ演奏音楽を組み合わせた感じのサスペンス・スコアです。緊迫シーンの音楽はそれなりに盛り上げていますが音が若干薄いですのでまるでテレビドラマのサントラを聴いている様に思えました。決して嫌いでは無いのですが個人的にはもっと明確なメインメロディを作ってそれを引用して盛り上げて欲しかったです。素人がこんな事を書いて本当に失礼とは思いますがクリストフ・ベックにはもっと印象に残るメロディを書いてもらって、本人特有の癖、所謂[〜節]と言う作曲家の[最大の武器]をいち早く手にして欲しいと思います。

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