SOUNDTRACK REVIEW 2006 VOL.6 ■
レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作
*表示しています[ランニング・タイム]は管理人所持のオーディオ・レコーダーによる表示です

ファウンテン
THE FOUNTAIN
★★★★☆
レーベル:NONESUCH RECORDS 音楽:クリント・マンセル /全10曲 46分20秒 収録
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悲し気なメインテーマが印象的なラブ・ストーリー・ミュージック

『π』『レクイエム・フォー・ドリーム』で知られるダーレン・アロノフスキーの6年振りの新作『ファウンテン』。500年前の騎士と現在の医師、そして500年後の宇宙飛行士の3人の時空を越えた[愛]を描くSFラブ・ストーリー。主演はヒュー・ジャックマンとレイチェル・ワイズ。日本は秋に公開予定です。

そんな内容の本編に音楽を付けたのは『レクイエム・フォー・ドリーム』でも監督と組んでいたクリント・マンセル(2004年に再結成したポップ・ウィル・イート・イットセルフ<PWEI>のメンバーでもあります)が担当しています。演奏には弦楽四重奏団[クロノス・カルテット]と[モグワイ]と言うバンドが参加。そんな各界代表のミュージシャン集結のアルバムと言う事でサントラ・ファン以外の人にも注目されつつあります。クリント・マンセルは個人的にはあまり聴く事の少ない作曲家です。『サハラ/死の砂漠を脱出せよ』くらいしか持ってません。で、『ファウンテン』。内容からも想像出来る(想像出来ないか?)様に全体的に物静かで少し悲しい感じの幻想的なラブ・ストーリー・ミュージックです。メインテーマもとても悲し気ですが何度も登場しますので耳に残ります。私がサントラ以外に聴く所謂ヒーリング/ニューエイジ系のアルバムを聴く感覚に近くて個人的には結構好きなタイプです。一定的に淡々としていて大きな盛り上がりはありませんが聴き込ませる魔力の様なものを感じました。これで映画本編が面白ければ最高だと思いますよ♪*紙パッケージはヤメテ〜!CDが傷付いていたよぉ〜(>o<;)

バック・トゥ・ザ・フューチャー・トリロジー
THE BACK TO THE FUTURE TRILOGY
★★★☆
レーベル:ジェネオン エンタテインメント 音楽:アラン・シルベストリ /全20曲 53分09秒 収録
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第一作のスコア(再演奏)が聴けるのは貴重です

タイトル通り本アルバムはロバート・ゼメキス監督の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作のスコアをピックアップ収録したものです。第一作、第二作はジョン・デブニー指揮(演奏:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ)による再演奏で第三作のみオリジナル・サウンドトラックからの収録です。これは新作でも新企画でも無くて今まで何度か発売されていました。この度、また再販されていたので再び購入しました(実は昔一度手放してしまったので)。

このアルバムの魅力は何と言っても第一作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のスコアが聴ける事です。オリジナル音源で無いのは非常に残念ですが未だに正規発売の無い劇中スコアを聴けるのはとても貴重です。私を含む映画本編を何度も繰り返し観ている人が聴くとどうしても少しだけテンポやスピードに違和感を感じちゃったりしますが、それでも大満足です。オリジナル音源のスコア盤サントラが出るまで本アルバム(と正規盤のコンピレーション・アルバム)で我慢する事にしましょう。あともうひとつ!最終トラックにユニバーサル・スタジオ・ジャパン(本国フロリダとかにもあります)のライド・アトラクション『バック・トゥ・ザ・フューチャー:ザ・ライド』の音楽も収録されています♪こちらはオリジナル音源かカバー演奏かは分かりませんが『BTTF』ファンでしたら是非聴いて欲しい1曲です♪ちなみに余談ですがジャケットは『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』のティーザー・ポスターのもの。画像では確認出来ませんがデロリアンのナンバープレートには「COMING SOON BK2 FUT2」と書かれています。

FILM MUSIC BY ALAN SILVESTRI
★★★
レーベル:SILVA SCREEN RECORDS 音楽:アラン・シルベストリ /全10曲 49分19秒 収録
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『ハムナプトラ2』のカバー演奏は珍しいかも!?

ベン・スティラー主演の新作SFコメディ『ナイト・ミュージアム』のサントラが待遠しいアラン・シルベストリの作品集アルバム。作曲はアラン・シルベストリですが本アルバムに収録されている全ての曲はオリジナル音源ではなく[カバー演奏]によるものです。ちなみにSILVA SCREENは結構色んな作品のカバー演奏アルバム出してますので興味のある人はチェックしてみて下さいね。さて内容です。収録タイトルは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『プレデター』『アビス』『ボディーガード』『ロジャー・ラビット』『クイック&デッド』『ジャッジ・ドレッド』『ボルケーノ』『コンタクト』『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』の10曲です。なかなかナイス・チョイスです♪

実は既にVARESE SARABANDEからオリジナル音源収録のシルベストリ作品集(国内盤名:『ベスト・オブ・アラン・シルヴェストリ』)が出ていますのでシルベストリ入門したいのでしたらそちらをお薦めします。収録曲数も若干多いです。本アルバムの唯一の買いのポイントは『プレデター』と『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』が収録されている事でしょうか?カバーアルバムでは珍しい方と思います。『ハムナプトラ2』や限定盤の『プレデター』のサントラを持っている人にとっては何の魅力も無いアルバムかも知れませんね。私の場合はマニア的と言いますか、オリジナル音源とカバー演奏との違いを楽しむ為に購入してみました(値段もお手ごろでしたし♪)。ラインナップも好みの作品が多いですしね。10曲目の『ハムナプトラ2』はオリジナルとは異なる編曲(なハズ!)なので結構楽しめます。カバー演奏度は90%ってところでしょうか?余談ですがシルベストリ作品集には300枚限定ブートレグCD『SELECTED THEMES THE SPECIAL EDITION-THE FILM MUSIC OF ALAN SILVESTRI-』なんてのもあります。そちらには『ブローン・アウェイ』『スーパーマリオ』『刑事ジョー/ママにお手上げ』等、普通では聴けないレアな音源が収録されてしまってます。あくまでもこれはブートレグ(海賊盤)なのであしからず。

007 カジノ・ロワイヤル
CASINO ROYALE
★★★★
レーベル:SONY CLASSICAL 音楽:デビッド・アーノルド /全25曲 74分20秒 収録
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久々に堪能出来る迫力のアーノルド・オケ・スコア♪

御存知[007]シリーズの最新作。本作で21作目となった人気シリーズですが、今回はジェームズ・ボンドが[007]になるまでの物語となります。原点に戻ってより人間らしいジェームズ・ボンドを演じる事になったのは『Jの悲劇』『レイヤーケーキ』で知られるダニエル・クレイグです。シリーズ初の金髪スタイルで歴代ボンドに比べると少しイメージが違う(悪役っぽい?)と言う事でファンの間では賛否両論だったみたいです。私個人はカッコイイと思いますよ。後は映画の出来次第でしょうか?監督は『ゴールデン・アイ』のマーティン・キャンベルなので期待しています。

さてさて音楽です。音楽を担当したのは『スターゲート』『インデペンデンス・デイ』などを作曲したデビッド・アーノルドです。彼はピアース・ブロズナンの前ボンド作品『トゥモロー・ネバー・ダイ』『ワールド・イズ・ノット・イナフ』『ダイ・アナザー・デイ』の3作を担当していました。その功績が認められたのでしょうか、今回も目出たく続投です。前3作もかなりカッコイイ音楽を書いてましたので不安は無かったです。音楽は期待通り♪今までの3作はオーケストラ演奏に打込み(テクノ調?)が入る感じの音楽でしたが、本作『カジノ・ロワイヤル』では重厚かつスリリングなオーケストラ演奏中心のスコアになっています。物語もジェームズ・ボンドが[007]になる以前の話なのでいつものメインテーマは(出だし部分は顔を出しますが)当然出てきません。ですが、それとは別のテーマ曲的フレーズが時々登場しますので盛り上がりは十分で今までのシリーズ同様に楽しめます。ヒロイン(ボンドガール)との恋愛のテーマもあります。何と言っても久々にデビッド・アーノルドの迫力のオーケストラ演奏のアクションスコアが堪能出来るのが一番嬉しいですね。特に1曲目の『AFRICAN RUNDOWN』はジャングルリズムが入ったスリリングな聴き応えのあるナンバーです。残念ながら主題歌は収録されていません。

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