SOUNDTRACK REVIEW 2006 VOL.4 ■
レビューの評価ポイントは (BAD) 〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です
・・・1点 ・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作

UDON ★★★☆
MUSIC BY : 渡辺俊幸
『踊る大捜査線THE MOVIE』シリーズのスタッフが[UDON]をテーマに製作したエンターテインメントムービーのサントラ。歌劇『カルメン』からをメインテーマに渡辺節の効いた音楽が楽しめます。切ない系、感動系、元気・楽しい系、オーバー系とバリエーション豊か。個人的には[キャプテンうどん]の音楽がイイ感じでお気に入り。CDケース内も[味]付けアリです。これは聴かなきゃマズイ!

MONSTER HOUSE ★★★
MONSTER HOUSE/ MUSIC BY : ダグラス・パイプス
ロバート・ゼメキスとスピルバーグがプロデュースしたホラー・ファミリーCGアニメーション。タイトル通り、家自体がモンスターというストレートかつ斬新な内容に興味津々。王道的アプローチで怪しくオーバーに鳴らしてくれますが印象に残るメインテーマも無くホント普通です。唯一、耳に残るのは電子楽器[テルミン]の音くらいでしょうか?この感じなら両者に馴染みのシルヴェストリに頼んで欲しかった気もします。

EPICON ★★★★★
EPICON/ MUSIC BY : GLOBUS
ハリウッド映画の予告編音楽を製作している[Immediate Music]プロジェクトのライブラリーを基にアレンジして一般販売されたアルバムです。混声合唱やオーケストラ、ビート、テクノ、ロックを駆使した印象異なる楽曲を収録。同系のE.S.POSTHUMUSのアルバムと違うのは何曲かにヴォーカルが入る事。ジマー節なメロディに乗せた歌なんかもあります。やはり燃えるのは1曲目の「Preliator」ですね!

NHKスペシャル 恐竜VSほ乳類 1億5千万年の戦い ★★★★
MUSIC BY : 佐藤直紀
タイトル通りNHK製作のスペシャル番組のサントラ。音楽は『海猿』『ローレライ』の佐藤直紀です。泣きメロ寸前の壮大かつドラマチックなメインテーマのフレーズは時にオケ演奏、時に女性コーラスでフィーチャーされて耳に残ります。怪獣映画を彷佛させる[恐竜]のテーマも個人的に好きですよ。番組を観て感動(?)した人は勿論、佐藤直紀ファンならマストゲットな一枚です。

アントブリー ★★★☆
THE ANTBULLY/ MUSIC BY : ジョン・デブニー
アリの魔法で体を縮めらた人間の男の子が『ミクロキッズ』ミーツ『アンツ』的な大冒険を繰り広げるワーナー・ブラザーズ製作のファミリー向けフルCGアニメーション。いかにも王道で[デブニー節]が満載の愉快でダイナミックなフルオケ・スコアです。これと言って印象に残るメロディは無いですが聴いている間は(もっともデブニー・ファンは)充分に楽しめます♪果して映画の出来は!?

グエムル 漢江[ハンガン]の怪物 ★★★
THE HOST/ MUSIC BY : イ・ビョンウ
韓国人のオアシス漢江に突如として出現した怪物と、その怪物に娘を奪われた一家の奮闘を描く一風変わった韓国産モンスター映画。ドラムリズムなドコドコ音楽は聴えるがハリウッド的怪物スコアとは違います。ストリングス等で奏でるドラマ描写やサスペンス・シーンの音楽は派手過ぎず上品さ感じさせます。妙に哀愁を感じる「漢江賛歌」のヴォーカル・バージョンが耳に残って仕方がないです(^_^;)

時をかける少女 ★★★
THE GIRL WHO LEAPT THROUGH TIME/ MUSIC BY : 吉田潔
筒井隆原作の名作ジュブナイル『時をかける少女』の劇場版アニメ。爽やかで感動的なオープニングテーマから主人公の心情を奏でるポップで繊細でドラマチックな音楽が堪能出来ます。ゴールドベルグ変奏曲より2曲、挿入歌ストリングス・バージョン、そして主題歌の予告編ショート・バージョンも収録。各主要テーマのロングバージョンを含めて全15曲と言うのは、ちょっと物足りないかも。

かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート ★★★★
龍虎門 DRAGON TIGER GATE/ MUSIC BY : 川井憲次
トニー・ウォンが描いたコミックを香港の人気俳優を起用して実写化した香港アクションのサントラ。音楽は最近『美しき野獣』『セブンソード』と言ったアジア作品を手掛けた川井憲次です。特に印象は残らないですが、どこを取っても[川井節]。国が変わってもアプローチを一切変えない姿勢が好きですね。熱いです!ただただ熱いです!それだけでOKですよ!約10分間鳴らし続ける(?)18曲目「戦」で燃えろ!

サボテン・ブラザース ★★★★★
THREE AMIGOS!/ MUSIC BY : エルマー・バーンスタイン、他
スティーブ・マーチン、チェビー・チェイス、マーチン・ショートが共演した1986年製作の大爆笑西部コメディのサントラが初CD化!この日をどれ程待ったでしょうか!感激です!感涙の猛嵐!LPと同じ内容ですが音もクリア(だと思う)。三人の歌う主題歌やバーンスタインによる西部系スコア(いっちょまえに勇ましいテーマ曲もアル!)もちゃんと収録されています。完全『サボ・ブラ』ファン向けな一枚♪

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル ★★★
MUSIC BY : 岩代太郎
一色まことの同名人気コミックを元気印の少年俳優、須賀健太クン出演で実写化した笑いと涙、満載のちょっとファンタジックなファミリー映画。音楽は最近『日本沈没』で聴いたばかりの岩代太郎です。花田少年の不思議な体験や港町での楽しい日々をそのまま[音]で表現したドラマチックでノスタルジックなスコアです。まるで一瞬で過ぎ去る夏の日の様に清々しく、切なく、キラキラしています。

シムソンズ ★★★★
SIMSONS/ MUSIC BY : 佐藤直紀
実話を基にした女子高生4人組カーリング・チームを描く笑いと感動の青春ストーリー『シムソンズ』のサントラ。音楽は『ローレライ』『海猿』等で知られる佐藤直紀です。最新作では無いですがDVD鑑賞であまりにも面白かったので急遽購入。流石にいつもの派手な[佐藤節]は聴けませんがキラキラとした透明感のある、いかにもな青春映画スコアが楽しめます。特に可愛らしくも心踊るメインテーマが好印象♪

日本沈没 ★★
MUSIC BY : 岩代太郎
海底プレートの急速沈降によって日本列島が沈没の危機を迎える中で交差する人間模様を描く小松左京の同名SF小説を『ローレライ』の樋口真嗣監督によって再映画化。音楽は『あずみ』『蝉しぐれ』等で知られる岩代太郎が担当。派手なディザスターシーンよりも人間ドラマを重視したスコアです。派手さは無いですが絶望状況の中で生きる希望を導き出す様な繊細で心に染みる音楽が続きます。

ガンバス ★★★★
SKY BANDITS/ MUSIC BY : ALFI KABILJO
1988年にイギリスで製作されたB級ライクなスカイ・アクション映画。チープな特撮が何とも微笑ましく空を翔る男のロマンが満載な映画本編も個人的に大好きです!そのサントラがめでたくVARESE CD CLUBより限定発売されました。アルフィ・カビリョによる懐かしくも勇敢なオケ演奏音楽がタマラナイです。流石に時代を感じてしまいますがメインテーマもアクション曲も正統派で聴いていてワクワクします♪

パイレーツ・オブ・カリビアン : デッドマンズ・チェスト ★★★★
PIRATES OF THE CARIBBEAN DEAD MAN'S CHEST / MUSIC BY : ハンス・ジマー
『パイレーツ・オブ・カリビアン』三部作、第二弾のサントラ。クラウス・バデルトに変わって今回はハンス・ジマーが担当。前作のモチーフは引き継がれている為、印象は変わりません。しかし前作ほど空元気な雰囲気は無くなって、よりダークさが増しています。久々に男臭い重低音系ジマー音楽で個人的には満足かな。しかし驚かされたのはボーナストラックの「He's A Pirate」トランス版!

スーパーマン・リターンズ ★★★★
SUPERMAN RETURNS / MUSIC BY : ジョン・オットマン
約18年ぶりに復活したスーパーマン。音楽担当はジョン・オットマンですが、あのジョン・ウィリアムズが書いた有名なメインテーマ曲は健在です。まさに[超人帰還]を思わせるパワフルかつドラマチックな音楽です。イメージを保ちつつ再構築に挑んだオットマン。苦労した事でしょうね。確かに印象に残るのはウィリアムズのモチーフだけですがファンとして「GOOD JOB!」と声を掛けてあげたいです。

ゲド戦記 ★★★
TALES FROM EARTHESA / MUSIC BY : 寺嶋民哉
スタジオジブリの最新作。アーシュラ・ル=グウィンの児童文学シリーズを原作に製作された今回の『ゲド戦記』は宮崎駿の息子、宮崎吾朗の初監督作品。寺嶋民哉が奏でる曲は本編で描かれる[世界]から臭いが漂ってくる様な音楽です。演奏に参加したカルロス・ヌニェスのバグパイプのメロディも印象的。しっとりと流れるメインテーマも好みです。勇敢で哀愁さえも感じさせる魅力たっぷりのアルバムです。

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