| MOVIE REVIEW 2006 VOL.8 ■ |
| レビューの評価ポイントは ★(BAD)
〜 ★★★★★(GOOD) の10段階評価です ★・・・1点 ☆・・・0.5点 ★★★★★・・・特星/個人的最高傑作 |
| ドラゴン・プロジェクト 精武家族 HOUSE OF FURY(香港2005) ★★★ 監督:スティーブン・フォン 出演:アンソニー・ウォン、ジリアン・チョン、ダニエル・ウー、他:1時間41分 |
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| ワイヤーアクションが軽く見えてしまいます 妻を亡くし男手一人で兄妹を育てている整体医師のシンボウ(アンソニー・ウォン)は元英国諜報員。活躍していた過去を子供達に自慢しても全く相手にされる事はなかった。そんなある日シンボウの元に車椅子に乗った元米穀諜報員ロッコ(マイケル・ウォン)が現れる。ロッコは自分の身体を下半身附随にした英国諜報員タイ・チロンの居場所を友人であったシンボウに聞き出す為に誘拐する。その事に気付いた兄ニッキー(スティーブン・ウォン)と妹ナタリー(ジリアン・チョン)は意外と身近にいたタイ・チロンを連れて父のいる敵のアジトへと向うのだった! 『ジェネックス・コップ』等でお馴染みの若手人気スター、スティーブン・フォンが監督兼出演でおくる武闘ファミリー・アクションです。製作総指揮はジャッキー・チェン、武術指導はユエン・ウーピンです。『インファナル・アフェア』でお馴染みのアンソニー・ウォンが強いけど少しとぼけた感じのお父さん(元英国諜報員)を演じていて楽しかったです。兄妹の兄ニッキーを演じていたスティーブン・フォンは見かけもアクションもカッコイイですし妹ナタリーを演じたジリアン・チョン(Twins)もクール・ビューティでした。ナタリーの同級生エラを演じたシャーリーン・チョイ(Twins)もいつもの調子で可愛いかったですね。あと香港映画ファンとしてはジャッキー・チェン作品でお馴染みのウー・マの出演も嬉しかったです。お話は単純ですし親子のドラマとして観ても面白いです。残念なのはアクション・シーンです。久々の香港カンフー映画と言う事で楽しみにしていましたが肝心のアクション・シーンはワイヤーを使い過ぎていてスピード感がなく非情に軽く見えてしまいます。いっその事チャウ・シンチーの『カンフーハッスル』みたいにCGを多様しても良かったかも知れませんね。逆に言えば今どき珍しいアナログなカンフー・アクション映画です。クライマックスのラストバトルはそこそこ痛快でしたが本作がドラマ、コメディ、アクションのどこに重点を置いて製作されたのかがイマイチ伝わらなく中途半端に感じました。大きな期待をしないで観て下さい。 |
| 寝ずの番(日本2006) ★★★☆ 監督:マキノ(津川)雅彦 出演:中井貴一、木村佳乃、長門裕之、岸部一徳、他:1時間50分 |
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| 下ネタ満載だけどHな映画ではありません 危篤状態にあった上方落語界の大御所、橋鶴(長門裕之)は死ぬ直前に「○○が見たい」と言い出して弟子達を困らせてしまう。そこで弟子の橋太(中井貴一)が妻(木村佳乃)を連れて事を済ませ様とするが、これが大きな勘違いだった。そこから葬式は思いも寄らない方向へと転げ始めるのだった。 中島らもの原作を俳優、津川雅彦が監督した大人の娯楽作品です。絶対テレビでは言えない聞けない下(しも)な言葉や爆笑エピソードを回想シーンを交えておもしろおかしく見せてくれます。原作は中島らもですが、ここで登場する橋鶴師匠はどこかしら笑福亭松鶴(笑福亭鶴瓶のお師匠)さんのエピソードを彷佛させます。実際この映画で描かれている様な事が落語界一門の間で行われているのでしょうか?内容は下ネタを中心ですが引く様なシーンはありませんでした。逆に人間本来の姿、暖かみを感じ取る事が出来ました。見ていると不思議と下ネタに慣れてしまって聞き恥ずかしさも無くなります。中盤あたりから少しテンポダウンしてしまって思った程面白い展開にはなりませんでした。でもノビノビとした演技の出演陣を見ているだけで楽しくなりますし笑えます。下(しも)系の替え歌などは関西弁ですので関東の方には少し分かり辛いかも知れませんね。冒頭である意味頑張ってくれた木村佳乃には後半ももう少し活躍して欲しかったですねが、途中のエピソードで登場した高岳早紀はかなり色っぽかったですよ。ああ、人間ってやっぱり素晴らしい。そんなメッセージがこの映画にはあります。決してHな映画ではありませんのであしからず。でも家族では観ないで下さいね。 |
| 小さき勇者たち ガメラ(日本2006) ★★★☆ 監督:田崎竜太 出演:富岡涼、夏帆、津田寛治、寺嶋進、他:1時間36分 |
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| ファミリー映画ですが怪獣バトルはそれなりに・・・ 怪鳥ギャオスの襲撃からガメラが日本を救ったのは33年前の話。三重県は伊勢志摩で早くに母親を亡くした食堂の少年、透(富岡涼)は赤く光る石の上に一つの卵を発見する。そこから生まれた空を飛ぶ小さなカメは[トト]と名付けられ透に見守られながらすくすくと成長していった。ある日トトは突然姿を消してしまい、それと同時に謎の凶悪怪獣ジーダスが出現する! シリアスでリアル感を追求した[平成ガメラシリーズ]に続いて製作された新しいガメラ作品。どちらかと言うと本作は[子供の味方]として描かれていた[昭和ガメラ]に近いかも知れません。母親を亡くした少年とトトとの交流、そして病気を持つ幼馴染みの少女との淡い恋などジュブナイル要素を取り入れた家族向けな内容です。なので[平成ガメラシリーズ]が好きな人には少し退屈かも知れませんね。でも怪獣映画らしく怪しい研究所も出て来たり、冒頭にはガメラとギャオスの熱いバトルシーンもありますし、中盤のファースト・バトル、そして終盤には名古屋市街を舞台にした迫力バトルも用意されています。精巧なミニチュアと着ぐるみとCGを駆使した迫力の映像は家族映画ながらもなかなかの迫力です。ガメラ=生体兵器では無くて、あくまでも友達として描いている所に好感を持てます。小粒感は否めませんが家族で見るにはちょうど良いボリュームです。 |
| 着信アリ Final(日本2006) ★☆ 監督:麻生学 出演:堀北真希、黒井メイサ、ジャン・グンソク、板尾創路、他:1時間45分 |
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| 結局、Finalで何が伝えたかったのでしょうか? 携帯電話で自分からの着信を受け取ると、その表示時刻に死んでしまうと言う[死の予告電話]を扱ったジャパニース・ホラー『着信アリ』の最終章。今回は修学旅行で韓国に来た高校生たちが命を狙われる事に。唯一旅行に参加していなかったのは学校でいじめを受けていた少女、明日香(掘北真希)一人。死の着信は彼女の怨みによるものなのか、それとも別の誰かが、、、!? 恐怖アイテムとして携帯電話を扱うアイデアは良いと思ってます。現代人には今や欠かせない代物ですし、いつも身近にあるものですから『リング』のビデオテープよりもリアルです。でもこの『着信アリ』シリーズを観ても携帯電話(着信)が怖くなる事はないですね。確かに第一作目はそこそこインパクトはあったと思います。でもその時点で『リング』の二番煎じな感じで結局は恐怖アイテムが変わっただけの印象です。このシリーズも回を増す毎につまらなくなって来ています。安易な人気若手女優の起用やアジアマーケットを意識して韓国ロケや韓国の俳優を使うあたりが少し気に入りません。肝心のストーリーより興行の事しか考えていない様で。今回は「転送すれば死なない」という新しいルールも追加されクラスメート達によるサバイバル合戦が起きたりしますが、設定の後付け感が丸出しでそれほど盛り上がった様には思えませんでした。最後は『電車男』みたいな展開もあったりして苦笑しました。バキバキ、グチャグチャと言った気持ち悪い効果音と絶叫ばかりのホラーはもう終りにしないと流石の若い人達も飽きてしまうと思いますよ。いつかは新しいタイプのJホラーに出会う事を夢見て色々文句をつけながら、もう少しだけ付合ってみる事にします。基本は好きですから♪ |